「ジャスティス・リーグ」








DCFU(DC Films Universeという名称を公式が発表)
5本目の作品です。
お金持ちのバットマンと、異星人のスーパーマン、
半分神様のワンダーウーマン、海棲人のアクアマン、
事故で超スピードを得たフラッシュ、半機械生命体のサイボーグ、
といった面子がチームを組んで侵略者と戦います。

細かいことが気にならない人は、この作品から見て大丈夫。
「えっこの言い争いはどういうこと…?」って感じに気になる人は、
「バットマンvsスーパーマン」「ワンダーウーマン」を先に見てください。

お金持ちだけど不器用なバットマンさん、
落ち着いた大人だけど過去のトラウマを引きずっているワンダーウーマンお姉さん、
ツンデレ髭筋肉王子様アクアマンさん、
1回死んで生き返って人生2周目調整中のサイボーグさん、
元気でオタクで食いしん坊でぼっちで友達募集中のフラッシュくん、
全てを照らす太陽のような人柄のスーパーマンさん。
特にフラッシュくんが、ドジっ子新人役を一手に引き受けてくれて、
彼のおかげで作品のトーンが2段くらい明るくなった。
(あ、でも私はドラマ版のフラッシュが好きなので、
ドラマとは別ユニバースの映画では、友達がいないことになったのは残念だった。
シスコ…。そして映画版のフラッシュのお父さんがDrマンハッタンのひと…
たぶん1人でステッペンウルフ倒せると思う)

内容ばれ

ぎこちなく仲良くなっていくのが大変くすぐったく甘酸っぱかったですね。
任意の話題についてお喋りしてくれたら
2万5千ドルやるって言いきってしまう社長…。そして笑われてしまう社長…。
真実の投げ縄で恥ずかしい本音を言わされてしまうアクアマンさん…。
真実の投げ縄はシリーズで毎回1人を血祭りに上げてほしい…。
(バットマンさんは真実の投げ縄がかかると自動で電流が流れて気絶するギミックを
自分のスーツに仕込んでると思う…)
ところであの縄はラスボス戦で結構いい仕事する武器なのに、
ワンダーウーマン姉さんの足場が崩れて大変惜しいので、
お金持ちの人は早急に地面に杭を打ち込んで姉さんのブーツをホールドする
パイルドライバー付専用固定台を作ってください。

フラッシュの「ペットセメタリー」に大受けしましたが、
たぶん彼の生まれる前の映画ですよね。
アメリカ人の一般教養なのか、彼のホラー映画履修率が高いのかどっちだ。
(原題は映画も小説もペット・セ「マ」タリーだけど、私の耳では聞き分けられず)
そしてパワーバランス的に
スーパーマン>>ワンダー姉さん>>アクアマン>他
という感じだろうか…。
ともかくスーパーマンが桁違いに強くて、この世の光で希望だった。

綺麗さっぱり忘れていて、ネットでのまとめを見て思い出したんですが、
「BvsS」でフラッシュが「鍵はロイスだ」って言ったシーン、
あれが今回の終盤に繋がってるんですね。
(フラッシュは時間と次元を越えられるので、
スーパーマンが暴走した世界から来たのではないかと推測されていた)
ともかく本当にペットセメタリーにならなくてよかったです。

あの宇宙船、電力が落ちてるので大丈夫なんですけど
いまにもエクセルのイルカ的役割のラッセル・クロウお父さんが
ボワーンって出てきそうでドキドキしました。

ザック・スナイダー監督の身の回りでご不幸があって、
撮影の終盤で「アベンジャーズ」を撮ったジョス・ウェドン監督にバトンタッチしました。
なので軽妙で一般向けでバランスよくキャッチーで明るく効率的展開になったけども、
天井画のような画面りょく、重厚さ、苦悩、癖とアクの強さはなくなった。
ザック・スナイダー監督色は50%くらいに減った。
でもどっちもプロなので違和感はなかった。

エンドロール中、後に映像が2回あります。










2017.11.27 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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