「GODZILLA 怪獣惑星」 突如出現したゴジラをはじめとする巨大生物に 大打撃を受けた地球。 ゴジラの駆逐に助力を申し出た宇宙人と共闘するも、 圧倒的に不足する戦力により惑星からの脱出を余儀なくされる。 20年後、移住予定だった惑星は条件に合致せず、 物資も底を尽きかけていた彼等は、亜空間航行により地球に戻り 2万年が経過していた地球に降り立つが…というあらすじ。 宮野さんや櫻井さんの声が聞きたい人、虚淵さんのファン、 変な髪形のマクギリス・ファリドが見たいひと向け。 よくない感想 どこに向けて作られた映画なのかよく分からないのですが、 アニメをたくさん見ているオタクに向けて作ったのか、 あるいは子供連れも学生もカップルも見るような娯楽作品にしたかったのか どっちなんだろう。 前者ならまあ成功だけど、後者なら残念な出来だと思います。 なぜならば89分の上映時間のうち、カタルシスを得られるのが2〜3分、 世界には物資がなく、人物は疲弊していてどん詰まり、 主人公は常に落ちこむか怒るかしており、特攻前提の作戦が大好きで、 バカスカ人が死に、好意とか尊敬とかプラスの感情は描かれず、 そしてなんの断りもなく絶体絶命のところで次回作に続くからです。 そう…この映画は完結しません。東〜宝〜お前を許さない…。 30分の無料のアニメなら鬱オンリーも楽しめるけど、 有料の2時間スペクタクルは、鬱もアクションもカタルシスもジョークも しびれる頭脳戦も入ってないと損した気分になるんですよ私は。 内容ばれ 宇宙人が2種出てくる意味が今回はまったくなかったので、 (2種とも地球の人類と同デザインである意味も…) 次回作でたぶんその設定が生きてくるのだと思う。 メカゴジラも。 東宝は何が何でも映画を前篇と後篇に分けて ちょっとでも稼ごうとするのをできればやめてほしい。 (「シン・ゴジラ」と「君の名は。」が被害に遭わなかったのは奇跡) エンドロール後に映像があります。 2017.11.26 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |