「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」 ジャンル民のお供で、先行上映を見てきました。 封切は11月11日です。 THE MOVIE→THE RED RAIN→END OF SKYと続いてきた、 SWORD地区と九龍グループの抗争に、一旦決着がつきます。 これまでは影からSWORD地区の支配を目論んでいた 九龍グループが正面からの攻勢に乗り出し、 コブラは拉致され、無名街は住人の立ち退きが強行される。 そんな中、西郷からの情報で カジノ建設には政府の陰謀が隠されている事を知った 琥珀、九十九、雨宮兄弟は 事実確認のために動き始める…というあらすじ。 あらすじには「????」という箇所がなくはない、 というか結構多いけど、アクションシーンが格好いい。 もうそれで十分です。アクション監督は「亜人」の大内貴仁さん。 全部ばれ注意 ・もうあの、2のエンドロール映像、 雨宮兄弟を本気で心配してたんですが、 あの弟の顔にかかった最高の作画の血しぶき、 お前かよ(笑)!てなりました。 お前かよ!いや、ありがとよ! 兄弟ももうちょっと恩に着てもいいんだぞ! ・冒頭の琥珀、九十九、雨宮兄弟っていう、 ハイロ世界最強の4人のタッグによる格闘シーンが最高でしたね。 ここで終わっても怒らないよと思ったくらい。 連携技もありがとうございました!全体的に連携技多かった。 九十九さんは今回鉄製のスロープ?ステップ?を 盾に使うアクションでした。九十九さんの戦闘スタイルは 飄々としていてなんかいい。ややこしい話は聞いてなかったり、 鬼邪高のみんなに学校どうしたって言う所とか、 かわいいセリフいっぱいあった。 ・雨宮兄弟は、源治戦がよかったんですけど、 アイコンタクトとか全くなしに、2人とも殴るだけ殴る、 でも連携がとれてるっていうのがいいですね。 兄は足場を崩すために踵落しをする瞬間を 真下から撮ったシーンが神でしたね。 「(源治さんが)こっちにきた!」とか「ヤギ!」とか いちいちかわいい。弟は作画の神に愛されし男。 あと尊龍disという地雷ありがとうございますモブのかた! と思いました。 ・源治さんは旧007シリーズのジョーズ的な人になりそうですね。 ・最強の4人が活躍するのでSWORDのメンツの時間は減ったというか、 White Rascalsと達磨一家、鬼邪高が少なかった。 ラスカルさんたちは前作でメインだったからいいとしても。 ・White Rascalsの店、大家さんがめっちゃ義理立てしようとしてたので、 毎月の賃貸料の払いもよく、中元歳暮の贈り物を欠かさず、 建物の使い方もきれいで、気に入られてるのかなと思った。 ロッキーさんそういうところ滅茶苦茶きちんとしそう。 ていうか賃貸だったのかよ!? ・製薬会社の元職員馬場さんが、公開前に「USBの精霊」って 噂されてたのを思い出して、ふき出しそうになった。 IT関連の設定が明らかにガバガバで散々ツッコミを受け、 「人間と紙にするからいいもん!」 っていう感じだったので、 USBの精霊説は間違ってなかった。 ・SWORDのみんなが走る映像は猛烈に変だったし、 オレンジの線のところ編集失敗したみたいに見えたし、 モグラの正体が割れたのに手を打たないのかよ!とか、 解剖しないのかよ!とか、色々あったけどまあ持ち味だからね。 ・舞台挨拶で、このシリーズの撮影は、邦画トップクラスの丁寧さで、 撮影前にシーンの意味や解釈を話し合う時間があるし、 撮影時間も長いって客演の方がおっしゃっていて、 ああ…窪田さん…って思った。 アクションはまず型を覚えて、それから細かいリハーサルがあるから、 今回も無理だったのは分かるけども、 それでも撮り下ろしの格闘シーン見たかったです。 ・新しい風が必要だという遺言、コブラさんへの勧誘などを合わせて考えると、 これはコブラさん九龍グループ入りもありだと思ったんですがどうですかね。 ライブビューイングだったので舞台挨拶も見られたのですが、 笹野さんがほっこりかわいいトークなさっていてにこにこしました。 物凄い細かく気を遣ってくれる、1番心地いい現場だというお話で、 まあリップサービスが入ってるとしても、 普通映画業界ってナード勢で構成されていて、 自分も身に覚えがあるけど我々は基本気遣いは あまり上手い人種ではないのに対して、 HiGH&LOWは体育会系の人たちが作ってるので、 そりゃあもう先輩への気遣いは空気のように当たり前なんだろうな…って思いました。 あと、客演のひとが観客にセクハラジョークをかましたとき 周囲のほぼ全員からNO!のつっこみ入ったのに安心した。 総監督が途中で泣いてしまって、卒業式っぽい雰囲気になった。監督泣かないでー! 2017.11.05 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |