「レジェンダリー」









13世紀初頭のアイルランド、鬱宗教剣劇アクションものという
変ったジャンルの映画でした。
夏の「スパイダーマン」で主役だったトム・ホランドくん主演。
あと「ザ・コンサルタント」でおいしい役を演じたジョン・バーンサルさんが助演。

アイルランドの僻地にある修道院にヴァチカンから使者が訪れる。
権威の弱まった教会は、聖遺物の力で聖地奪還を成し遂げ
神の栄光を取り戻そうとしていた。
この修道院に隠された聖遺物「マティアの石」をヴァチカンに供出せよ、
という命令が下され、
修道士たちは巡礼の旅に出るが、彼等の旅路は侵略者の跋扈する
危険極まりないものだった…というあらすじ。

今のところ東京と大阪でしか上映されていません。(現在は大阪のみ)
いや、一般向けのエンタメ映画ではないけど、
もうちょっと拡大してもいいのではないか。せめて5館くらい。

ラストばれ
十字軍遠征でおそらく重大な罪を犯し、
贖罪のために言葉を捨て、修道院で労役をする「沈黙の男」
が出てくるのですが、彼がその場にある武器を使って
必要最小限の動きで殺してゆくアクションシーンが凄かったです。
盾で人を殺すのって大変そうですが、できなくはないんですね…。
メイスって一撃食らったら色々砕けて、
もう立ち上がれないものだと思ってましたが、そうでもない…?

ヴァチカンからの使者のトンスラやろうが物凄いドクズで、
なにかといえば他人に殉教を強いるのですが、
自分は何もしない、むしろ状況を悪化させるばかりの
ホラー映画に出てくる典型的なドクズでした。
というか音楽も妙にホラーぽかった。

トム・ホランドくんは、緊張が高まる場面の演技になると
頬がぷくーっと膨らむのがかわいかった。
ファンに「彼の頬にはカエルが入ってるみたい」って言われたの分かる。









2017.10.18 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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