「シング・ストリート 未来へのうた」








1985年ダブリン、生活に困窮した一家は教育費を切り詰めることに決め、
主人公をランクの低い学校へ転入させます。
そこはこれまでにいた学校とは違い、校長は威圧的で生徒は乱暴。
主人公は早速いじめっこに目を付けられますが、
偶然道で見掛けた美女に一目惚れをした彼は、
彼女に近付きたい一心で結成してもいないバンドのプロモビデオに
出演してほしいと彼女を誘い、そして本当にバンドメンバーを探して
活動を始めるが…というあらすじ。

両親の不仲や貧困、慣れない学校生活に意気消沈していた主人公ですが、
バンド活動を始めると同時にどんどん気力活力自信にあふれ、
比例して格好良くなっていきます。

ラストばれ
主人公が作曲する歌は、この映画のための書きおろしで
いかにも当時の曲!という感じなんですけど
なんだか格好いいんですよね。そりゃ彼女も振り向くわ…という。

えっバンドのメンバーたちは置いていくの!?ってちょっとびっくりした。
あと暖房を切らなければならないくらい貧乏なのに
生活保護を受けてないっぽい様子は、
当時のアイルランドそんなに…って心配になりました。
1990年以前は欧州の最貧国のひとつだったんですね。
でもその後爆発的経済成長を遂げ、よかったね…って思ったら
2010年の銀行危機で再び低迷、海外への移民が増加。
日本だって他人事じゃないけど、
景気の上下ってなるべく少ないのが望ましいですね。











2017.10.06 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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