「亜人」 同名漫画の実写映画化です。 亜人という、死んでも復活する特殊な人間が存在する世界で、 交通事故をきっかけに亜人である事が判明した主人公は、 政府機関に保護されるが、そこでは亜人を対象に恐ろしい実験が行われていた。 主人公は亜人を弾圧する政府、社会からの差別、反発する亜人の勢力の 闘争に巻き込まれていくというあらすじ。 高校生だった主人公を研修医に変更、 モルモット状態だったところを佐藤さんに助けられる時点からスタート、 メインキャラクター2名を抹消して9巻あたりまでの内容を消化。 見せ場をアクションに絞っていますが、これが正解で面白かった。 アクションの好きな人におすすめします。 アクション監督は大内貴仁さんで、HiGH&LOWのドラマシーズン1、 THE MOVIEのアクション監督をやっておられた人。 亜人は死ぬと、一瞬で体のダメージすべて回復して蘇るので、 体のパーツの損傷は全く無視して、 いかに有利なポジション、状況で死ぬかが勝敗を決めるという 異様なアクションが楽しめます。 亜人と対戦する者は逆に、相手を行動不能にして尚且つ自殺を阻止しないといけない。 そして亜人は物理的な分身を出す事ができ、その分身の数は人によって違うので、 映画オリジナルのラストバトルはちょっとチェスめいていてワクワクしました。 内容ばれ 海斗くんと中野くんが消えた訳ですが、びっくりするくらい支障なくて、 あと話が分かり易かった。 予告をぼうっと見ている段階では、 佐藤健さんが永井くんで、綾野剛さんが中野くんだと思ってました。 まさか帽子男役だとは思わなくて…。 でも若すぎる事を除き、いい演技で声も表情も頑張ってらしたと思う。 あと田中役が城田優さん。美しすぎる田中。 一見共感能力と良心のない性格障害に見えるけど実は違う原作主人公の性格と、 ガチサイコパスの帽子男の性格、どちらも改変が加えられてましたが、 2時間の枠の中だと改変版の方が分かり易くて良かった。 出演者一覧に大林宣彦さんのお名前があってエッてびっくりした。 たぶんテレビで喋ってた反亜人派の識者役だと思うんですけど…。 2017.10.01 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |