「ロブスター」









ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリス合作
ヨルゴス・ランティモス監督はギリシャのひと。
人は必ずカップルになることを義務付けられ、
配偶者や恋人がいないものは連行され、
所持品を奪われ施設に入れられ、そこで相手を見つけられない場合は
45日後に動物にされるという世界。
妻に捨てられた主人公は、犬(兄)を連れて収容所に入る。
彼は何とかして相手を見つけようとするが…というあらすじ。
コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー出演。

ブラックジョークに満ちていますが、
ユーモアよりも風刺の方が強いように感じました。

注意:犬が蹴り殺されます。

内容ばれ

収容所がキツイところで、基本的に彼等に自由はなく。
独り者がいかに悪であるかという寸劇を見せられ、
自慰は禁止で、掟を破るとトースタで手を焼かれます。
追い詰められた彼等は必死で努力し、
似たところがある相手とは上手くいくという理由で、
鼻血の出やすい女に合わせるために男は自傷行為で鼻から血を出すし、
冷血な女に合わせるために男は自分も冷血に振舞います。

でも逃亡て合流した反恋愛グループは逆に
キスをした者は唇を切り取られ、
その先の行為をしたものは接触した器官を切り取られます。
そこでは逆に積極的に恋愛にハマっていく主人公なのですが。

どの恋愛も楽しそうではないし、
どう見ても環境がそうさせているだけなんですよね。
うーん、変わった映画でした。









2017.08.09 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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