「クリーピー 偽りの隣人」








黒沢清監督
かつて警察勤めだった西島秀俊さんはとある事件をきっかけに
転職して現在は大学で心理学を教えている。
かつての同僚から、6年前にあった一家失踪事件について
相談を受ける。
一方、新居に引っ越したばかりの彼は、
隣に暮らす香川照之さんとその娘に違和感を感じていた。
ある日、娘が突然告白する。
「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」
というあらすじ。

北九州の監禁殺人事件を思わせる、
人格支配系サイコパスの話。
原作もありますが、ざっとあらすじを読んだ感じでは
かなり変えてあるようです。

内容ばれ
人格支配ってもっと甘言を弄すると思うんですが、
たぶん尺が足りなくて薬物くん活躍なんだろうな。
でも香川照之さんのサイコパス演技、さすがに達者だった。

黒沢清監督なので、モヤモヤしたまま終わるかもと思っていましたが、
意外にエンタテインメント的でびっくりした。

私は西島秀俊さんに感情移入していたので
奥さんの行動がさっぱり分からなかったし、
スープを持って行くところとか、宇宙人か!?って思ったし、
犬が殺されるのをスルーしようとしたのは全くもって許し難かった。
そして事件解決後、このひとと暮らしていくのは私だったら無理だし、
やらかしたこと全部を女性は弱いから…という理由で
大目に見ないといけないのだとしたら、私は男でなくてよかった。
(この人も苦しんでいて、夫と2人で
閉鎖的な環境に閉じ込められたかったのだな、とは思ったけど)
というか登場人物全員どことなく恐いところがありました。

作品の傾向から「ヒメアノ〜ル」とよく比較されるようです。
比較文を読んでいるとなかなか面白いです。









2017.07.06 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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