「フィフティ・シェイズ・ダーカー」 「トワイライト」のファンがネット上に上げた二次創作ポルノが映画化された、 「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編です。 SM行為に恐怖を覚えたヒロインが社長と別れたのが前作ラストですが、 しかし社長はヒロインの事を忘れがたく、ぐいぐいと迫り、 もうSM行為はしないとまで約束したのでヒロインはよりを戻します。 ある日、ヒロインは自分に似た女性に声を掛けられます。 彼女はかつて社長と支配者被支配者関係にあった女性で、 ヒロインに対する嫌がらせ行為が始まります、というあらすじ。 基本、こじれる→ベッドシーン→こじれる→ベッドシーン、の繰り返しです。 たしか6回くらいベッドシーンがあった(朝チュン含む)。 さすが元二次創作だけあって、 BL二次創作のよくある話の流れと全く同じで、 男(攻)は自分の財力や支配力などのパワーを誇示し、 女(受)にアタックする当て馬が出てきて 男(攻)は猛烈に嫉妬して敵を排除します。 男(攻)は女(受)の虜で、常にその肉体を欲します。 申し訳程度のあらすじがあって、ベッドシーンとベッドシーンの間を埋めます。 やっぱり多数の女性が求める物語の黄金パターンなんですね。 内容ばれ 突然なんの脈絡もなくヘリが落ちた時は、 もう本当に声に出してツッコミを入れたかった。な、なんでやねーん! 主人公が就職した企業を社長が買収しようとしたときもツッコミたかった。 入社したてのヒロインが、辞めたセクハラ上司の替りに、 編集長に抜擢された時も(実力で)、なんでやねーん!って言いたかった。 あと社長、あんまり仕事してないね。 社長のお母さんの物語、長年の親友が 自分の息子と肉体関係を持っていてそれを秘密にしており、 しかもSM調教までしていたという、こちらの方が物語としては重厚だと思います。 SMに関しては今回はマイルドで、強制開脚足枷とスパンキング、 あとレストランでパンツ脱げって命令したり…これはSMなのかな…。 足枷を持ち上げて体を反転するシーンは、腰痛持ちさんは即死すると思ったけど、 人種の違いによりあちらのひとは若い腰痛持ちとか存在しないのかな。 ところで社長が、自分はドミナントではなくサディストだって弁解してたけど、 ドミナントの方がやばいという認識なのか…? エンドロールの途中に3作目の予告が入ります。 2017.06.26 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |