「インサイダーズ 内部者たち」








政治献金、マスコミとの癒着、選挙、性接待、
汚い裏社会で生きてきたチンピラのイ・ビョンホンは、
決定的な証拠を掴んだが故に拷問を受け、右手を切り落とされる。
復讐を誓い、零落して生きていたチンピラだが
ある日、検事が取引を持ちかけてきて…というあらすじ。

なぜか自宅ポストにDVDが入ってたので見ました。
「マグニフィセント7」でイ・ビョンホンが気になった人が
彼の出演作を見ていてこの作品でドボンする率が高いという印象です。

前半は韓国裏社会のあれやこれやで、
中盤から徐々にチンピラと検事の間に奇妙な友情が生まれ
揺れ動く話になっていきます。
切断シーンは2回あるし、寸止めも1回、
四肢欠損愛好家垂涎の映画ですけど
もちろん苦手な人は当然ながらやめておいたほうがいいです。
殺伐とした話のわりにチンピラと検事が
食事しているシーンがやたら多くて、そこが妙に魅力的です。

オチばれ
トイレで出会った2人が、
紆余曲折あってラブホに行き(付き合ってない)、
やがて検事の実家に行ってお父さんに紹介する(付き合ってない)、
っていうすてきな流れ…。

チンピラくんは実力も人望もあるけど致命的に詰めが甘く、
検事くんも、たぶん「甘いな…」って内心思ってるんだけど、
黙ってちょっと気遣ってるところがいいですね。

コネと人脈と汚れ仕事が得意なチンピラ君と、
知識と根気と信用が武器の検事くんあらため弁護士くんが組んで、
事件解決していくドラマとか見たいです。
2人で一緒にモルディブに行ったり、ラーメン食べたり
「お前たまには実家に帰れよ」「うるさい」って喧嘩したりする。
怒った弁護士君はずっと敬語だったりして、
困ったチンピラ君は股間から義手を生やして笑いを取ろうとする。

ベクデルテストはパスしないというか、
たぶんベクデルテストさんが斧持って追いかけてくると思います(笑)。
男性は若い、おっさん、ハゲ、デブ、豊富な種類がとり揃ってますが
女性は全員若くて痩せていて美人でお洋服着てない役。

ところで性接待の酒席で、男女が全裸になって、
ビールジョッキの淵にショットグラスを載せたものを
ずらっと並べて、それを男性器で横に薙ぎ払って
ショットグラスを幾つ沈められるか競うゴルフをするのですが、
もうなんか斬新すぎて巻き戻してしまいました。

結果的に出来上がる、ビールに蒸留酒をまぜたカクテルを
酒席の全員で飲まないといけないんですよ…
できれば飲みたくない…実際あるとしたら接待って大変ですね。








2017.05.29 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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