「無限の住人」 沙村広明さんの長編漫画を実写化。 監督は三池崇史。主演は木村拓哉。 原作はともかく長いので、中盤以降の話をざっくりと切って、 ラストだけくっつけた感じ。あ、なるほどーって思いました。 全ての武芸の統一と支配を目論む無法者集団に 父の営む剣術道場を襲撃され、父を殺され母をかどわかされた少女凛は、 復讐を誓い、万次という男を用心棒に雇う。 彼は不老不死の肉体を持つ剣士だった…というあらすじ。 キムタクはとっても頑張っていた。ちゃんと万次さんに見えました。 他のキャストの皆さんも、女性はみな細く美しく、 男性は禍々しく、年配の方は渋かった。 実写でやったらトンデモ一直線になるだろうあの奇抜な武器も、 可能な限り忠実に作ってあった。 ただ序盤の展開が 刺客が来る→倒す→刺客が来る→倒す→刺客が来る の無限ループのため、ちょっとタルかったのも事実。 原作で一番面白いのは序盤なんだけど不思議だな。 内容ばれ 槇絵さんが肺病持ちじゃなくて、 剣技は最強だけどメンタル最弱でもなくて、 最初からフルパワー槇絵さんで、天津との関わりの描写一切なしだったので、 ちょっと、そこは、「なん…だと…」ってなりました。 なんか映画で性暴力のシーンを見るの久しぶりかも。 ハリウッド大作映画を中心に見ているせいか、 100本ぶりとか200本ぶりとかそういう感じかも。 と、いっても随分マイルドにしてありましたけど。 原作では女の足をぶった切って、切断面に指突っ込んで、 短刀で掌を刺して地面に固定しての暴行でしたからな…。 原作は百琳姐の集団暴行がきつかったのと、 そのあと妊娠した百琳姐が堕胎するって言ったらビンタされて 産めって説教されるのを美談ぽく描いてあって(記憶ウロ)、 キモ…って思ってコミックスを買うのをやめたのでしたそういえば。 最後に動物虐待はしてない旨注記がありましたが、 なにか動物って出てきましたっけ…? もしかしてキムタクが食べてた、得体のしれない肉…? 2017.05.12 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |