「レゴバットマン ザ・ムービー」 名作映画は黒から始まる。 そしておどろおどろしい音楽… 保護者と配給会社を不安にさせる…。 そして訳の分からないロゴがいっぱい出る…。 っていう感じの冒頭ナレーションからメタジョークが効いてて最高でした。 ゴッサムを守る孤独なヒーロー、バットマンが、 宿敵ジョーカーから向けられる特別な感情を拒み、 唯一の家族アルフレッドや、協力関係にあるバーバラ、 ふとしたことから知り合った孤児のディック、皆からの好意も拒み、 大切な人を持つことを恐れて生きている彼が救済されるお話です。 本家のDCEUで今後長々と描くであろうテーマを一発解決した! レゴの人形が動いてその映像に声の付くシリーズなのですが、 毎回脚本にうならされる感じです。 今回の脚本原案はセス・グレアム=スミス。 「リンカーン/秘密の書」の原作脚本、 「高慢と偏見とゾンビ」の原作のひとです。 内容ばれ DC映画というよりスーパーワーナー大戦なので、 ヴォルデモートやサウロンやキングコング、ダーレクが大暴れします。 (ヴォルデモートやサウロンやキングコングは 現在登場作品の権利を持っているのはワーナーですが、 「ドクター・フー」に関してはちょっとよく分からない。 DVDを販売しているようではあります) ヴォルデモートは浮遊術を連発、 即死呪文や服従呪文など、もっとえぐい魔法があるにもかかわらず イッチ年生御用達の呪文を愛用するなど可愛げがありました。 めっちゃ情けない感じで負けたのですが、原作者大丈夫なのかなこれ!? 本当にバットマンが大好きすぎて 彼の言動に傷付いて泣いてしまうジョーカーが うざかわいかったです。 周囲のヴィランも「かわいそうでしょー」「責任取りなさいよー」 みたいな態度で、女子高生みたいだった。 考えたら、バットマン総愛され映画といえる…。 アルフレッドの声がレイフ・ファインズって気付かなかった! せっかくだからヴォルデモート卿の役をおやりになればいいのに。 2017.04.11 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |