「相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」 監督橋本一さん、脚本太田愛さん。 国連犯罪情報事務局の元理事、マーク・リュウは長年バーズという犯罪組織を 追ってきたが、今回組織のボスが日本にいるという情報を得て来日し、 特命課は捜査協力をしていた。 しかし重要な情報が手に入った矢先、リュウの部下は何者かによって殺害される。 その事件はやがて7年前の領事館大量殺人事件及び少女誘拐、 テロ組織による犯行声明へと繋がっていく……というあらすじ。 元相棒のかんべ君や米沢さんが出てきて、 短いながらもなかなかおいしいシーンがあるという、 ファンには嬉しいサービス付きです。 (映画に出る人は本編復活もワンチャンある?と思ってますが、 そうすると三浦さんと雛子先生はもうだめなのか…。 雛子先生、助言くらいならなんとかいけるのでは…) オチばれ 毒殺事件、少女誘拐、タイでの死者、スポーツ選手団の凱旋、 段々と1つにまとまっていく過程はわくわくしました。 映画としては3<<4<2という感じ。 (1は亀さんが出ているだけで尊いので評価対象外とします) ドラマの映画化あるあるの無意味な空撮、無意味なカークラッシュ、 無意味な爆発は今回なかった。よかった。 (無意味な負傷は残念ながらあった) (多かったのは外国の人の死体) 私の相棒地雷ワード「平和ボケ」も出なかったし、 平和に浮かれた日本人の目を覚ますために大量虐殺するぜ! っていう相棒御用達のAHOもいなかった。 ただまあいつもの高齢男性テロリストと おとうさん素敵…という相棒御用達ドリはあったけど、 メイン視聴者のニーズとかそういう何かだから仕方ないかって思いました。 とりあえず脚本は信頼と安心の太田さんなので、 クズ高齢男性のチヤホヤドリでないのは有難い。 洋館で、毒殺された少女たちの死体やメイドの死体が点在しているのは ミステリ好きの血が騒ぎます。 撮影は西日本工業倶楽部という洋館で行われたとか。 しかし7年前に英国の良家の子女があんなに人種差別意識丸出しで アジア人を猿呼ばわりとかは、たぶんあり得ないと思います。 ラムネのひとのシーンはちょっと短かった…。 背景に溶け込みすぎて、一瞬病院の地縛霊かと思った。 すごい細かい事言いますけど、あの女の子が部屋に侵入して ぶっ倒れるシーン意味なかったですよね? ミスディレクションなのかもですけど、 編集での切り忘れレベルで不要ですよね? ナンヨウダカラガイ、綺麗です。哺乳類の粘膜みたいな色。 赤いやつはむかし南洋で偉い人しか身に付けられなかったそうです。 2017.02.14 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |