「X−ミッション」 「ハートブルー」のリメイクです。 でも監督が「リベリオン」や「ウルトラヴァイオレット」を撮った カート・ウィマー監督なので、映画民騒然の珍作に仕上がりました。 「X−ミッション」どうだった…?って聞くと、 みんな「うん…オザキだった」って返事するというちょっと怖い感じ。 見てみたんですが、登場人物が時々「なにを言っているんだこいつは…」 っていう言葉を並べ、なんかすっごい高い場所からジャンプして、 「ウワー!」ってびっくりしているうちにいつの間にかしんみりして終わりました。 意外に切ない部分もあった。 何だろう、でもこの映画からオザキを抜いたら普通の詰まんない映画になるので、 これはこれでいいと思う。 オザキっていうのは、オノ・オザキという架空の人物で、 8つの試練を達成することで、なんかこう地球と一体化?悟り? の境地に達するぜ!という「オザキ8(エイト)」の創造者。 主人公は元エクストリームスポーツのカリスマ選手で 実況中の事故で親友を亡くして引退し、現在はFBIの捜査官。 アクロバティックな連続犯罪の容疑をかけられているスポーツ集団への潜入捜査を命じられ、 そのリーダーに近付くが、彼の人柄に惹かれ、葛藤するというあらすじ。 ラストばれ スポーツ集団のリーダー、ボーディは主人公を知っていて、 友人を亡くしたのももちろん知っていて、 主人公が潜入捜査官であることは気付いてたけど、 助けたいと思っていた。 主人公はボーディの語る哲学と彼の人柄に魅力を感じていた。 みんな大好き両片想いじゃないですか! ボーディを演じるエドガー・ラミレスは「NY心霊捜査官」でも 主人公の前に突然現れて導く謎の男を演じているのですが、 なんだか毎回ヨロヨロっとする…私が…。 殴る前に、うなじにそっと手を添える仕草が色っぽかったです。 ボーディは、8つの試練を達成する前に オザキにもらった命を誰かに渡したかったんでしょうね。 そしてオザキにしてもらったように相手を導いてやりたかった。 (ちなみにオザキ自身は8つの試練を達成する前に、 捕鯨船を停止させるために小舟で立ちはだかって 衝突して死んだ。 ……ちょっと…どの国の捕鯨船よ迷惑よやめてオザキ) エンジェルフォールって実際あるんですね。知りませんでした。 (天使の滝ではなく、エンジェル氏の発見した滝) 高低差979につき、水は四散して滝壺が存在しない。 下は常に暴風雨状態ってスゴイナー! そこから落ちても死なないとは、彼等はゴムか何かなの? 2017.01.22 サイトに掲載 2018.01.30 再掲載 戻る |