「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」 監督エドワード・ズウィック 「アウトロー」続編です。トム・クルーズ主演。 伝説の軍人で今は退役して流浪の身のジャック・リーチャーが、 軍関係のトラブルを解決して風のように去って行くシリーズ。 今回はサスペンス要素減、アクション要素増。 前回はモブと思われたおっさんが、 なぜか最終決戦にトムの助っ人として現れ、 最後のほう、「もう10年も相棒やってます!」 みたいになってたのが面白かったのですが、 今回の道連れは女と子供。 年寄り、女子供、ときたら次は犬か猫ですね。 ある事件で世話になり、食事の約束をしていた少佐をリーチャーが訪ねると、 彼女はスパイ容疑で拘留されていた。 急な逮捕に不自然なものを感じたリーチャーは 事件の調査を始めるというあらすじ。 「ヒーローの存在する映画におけるヒロイン進化論」を もしまとめるとしたら、勿論 「マッド・マックス怒りのデスロード」や、 「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」 などは筆頭にあげられるでしょうけれども、 この映画のことも取り上げてほしい。 無実の罪を着せられるターナー少佐はヒロインポジションなのですが、 現役の軍人なので、リーチャーに並走できる体力があり、 腕力不足を補う知恵と用心深さがあり、 自分のキャリアと部下を大事に思っています。 なによりも 内容ばれ リーチャーに、少女を守ってホテルの部屋にいろと言われた時に、 自分が女だからか?男はいつもそうだ。殴ってやりたい。 と意思を明示しますが手は出しません。 リーチャーは以後ちょっと譲歩して、 方針をターナーに相談するようになります。 あと事態が膠着して先行きが見えなくなった時に、 それを打破する情報を掴んだのは、 守られていたもう1人のヒロインの少女でした。 ヒロインが強く有能になるとパワーシーソーで ヒーローの強さが下がるのですが、何とかぎりぎりバランスを保ってた。 それにしてもあの殺し屋っぽいひとは、 リーチャーとターナーをほぼ無視して 少女を追っていたのは本末転倒というか 彼はまあサディストの変態ということでいいとして、 仲間の人はちょっと意見とかしたほうがいいよ。 2016.11.17 サイトに掲載 2016.12.30 再掲載 戻る |