「ブリジット・ジョーンズの日記
    ダメな私の最後のモテ期」









シリーズ3作目。
幸せな結婚をしている筈だったブリジット・ジョーンズは
43歳になった今も独身で、
テレビ局でニュース番組のプロデューサーを務めていた。
仕事仲間に誘われて音楽イベントに行ったブリジットは、
そこで出会った男と一夜の関係を持つ。
後日知人男性の葬儀に参列したブリジットは
以前破局したダーシーと再会し、
急速に接近した2人はまたベッドを共にするが、
ブリジッドは妊娠し……というあらすじ。

理不尽にもてる男のフィクションは多いので、
同じくらい理不尽にもてる女のフィクションもあるべきです。
私は二股当て馬は男女であっても同性であっても
犬猫でも宇宙人でも苦手ですが、
この映画の二股は不可抗力判定します。
ブリジットの職場の友達や、女医さんや、
イタリア料理店の人がとっても魅力的だった。
あとダーシー役のコリン・ファースが、
世界最高に愛らしく感情表現が不器用で
沈黙で察してもらおうとする、意地っ張りで、
要領の悪い素敵な英国紳士、
ダーシーの真髄、キング・オブ・ダーシーを演じています。

エンドロール後に1カットあります。

内容ばれ

シングルマザー!同性愛者!移民!って羅列されると、
PC配慮!らっせーら!らっせーらー!ドンドンドドン!(太鼓)
って感じがするけど、コメディなのでいいでしょう。

今回のアテウマオ、いいやつだったので気の毒だった。
というか出会ってすぐに関係を持って、
それで妊娠して結婚を決めたので、
2度目のデート、3度目のデート、
初めての喧嘩、等々の脳内ストーリーを早回しで披露、
都度アイテムやプレゼントを目の前にどんどん積んでいくあのくだりは、
このひと二次創作とかしたら面白そうだなって思った。

無痛分娩って自然じゃないから何か好きじゃない…
やっぱりちゃんとお腹を痛めてこそ親子の絆が…っていう
男性及び年配層からの意見に対する
ふざけんな!だったら自分で産め!という女性側からのカウンター、
西欧でもある流れなんですね。笑いました。
アテウマオは、ネットの意見を日々チェックしているだろうから、
そのへんの女性の意見は目にしていて、
むしろ性格からしてダーシーの方が自然分娩で…って言いそうですけどね。
結果が決まっているからまあ仕方ない。

ブリジットのお腹にいるのが自分の子だと、
やっと悟ったときのコリン・ファースの表情、
「ンフ……」っていう細い吐息、最高でした。
母親教室的な所に3人で参加し、
ゲイカップルと代理母であると勘違いされて
否定しにくくなったときのあの絶望の表情も。
コリン・ファースかわいいかわいい祭りでした。
(ダサセーター、すごい人気なんだな!?)

余談ながら、
年をとったらある程度顔に肉があったほうがいいのかな…?
っていうのと、あと眉は濃いめに描いた方がいいなって思った。










2016.11.06 サイトに掲載

2016.12.30 再掲載





戻る