「刑事グラハム/凍りついた欲望」 (1986年) 5年後に「羊たちの沈黙」が大ヒットして、 「レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙」と改題されました。 たしか私も「羊たちの沈黙」公開後にレンタルでこの映画を見たように記憶してます。 のちに「レッド・ドラゴン」としてリメイクされています。 なにせ30年前の映画なので。 まずびっくりしたのは、登場人物が白人男性ばっかり! 最近ドラマ版を見たところなので違いは歴然でした。 ドラマ版は配役を女性や有色人種に替えています。 あとこれはもう監督の才能云々よりは、 業界に積み重なった技術の違いだと思いますが 俳優さんの演技、その表情の撮り方、キャラクターの作り方、 サイコパスの演出、話のスピード、映像の画質、色調、 何もかもが違いすぎて面白かったです。 そういうのに興味のある人には、 ぜひドラマ版「ハンニバル」シーズン3と見比べて頂きたいです。 (というかドラマ版の話をしていて、偶然この映画の話題になり、 ご厚意でDVDを貸していただきました) あらすじは、殺人鬼レクター博士を逮捕したものの、 心身ともに傷を負った捜査官グレアムは、 一線を退いて静養していた。 しかし連続一家皆殺し事件を捜査するクロフォードは グレアムの力を借りるために彼の家を訪れる。 グレアムは犯人の手掛かりを得るために 収監中のハンニバルに面会する…というものです。 当時は何も思いませんでしたが、 3種の映像化作品の中で、一番非モテ感溢れるダラハイドで、 ちょっと気の毒になりました。 そう言えばドラマ版のダラハイドは、「ホビット」で トーリンを演じた俳優さんなので、 その顔、その肉体美、隠してもあふれ出るその場馴れ感で コンプレックスだと…!?こやつ!! と言いたくなる感じでした。 音楽に喜多郎さんが参加されてます。 2016.10.21 サイトに掲載 2016.12.30 再掲載 戻る |