「キング・オブ・エジプト」








古代エジプト神話の、父オシリスを殺した叔父セトを討つ、
ホルスの復讐譚がベースになった映画です。
基本はファンタジーテイストのエジプトでありながら、
ちょっとSFっぽいような、一部聖闘士星矢のような、
尖ったビジュアルが面白かった。

予告でかなり損をしている。
人間で盗賊のベックが、恋人のザヤを守りながら
トンチキでベタベタな冒険をするみたいな宣伝がされてますが、
(この映画を見に行くのが決定済みの人は下記読まない方がいいです)
本筋は、人間には何の価値もないと思っていた傲慢なホルスが、
無神論者のベックと旅をし、人間にも知恵や勇気や愛情がある事を知り、
ベックに敬意を払うようになり、神として成長するという話なので、
その部分をもう少し見せるべきだった。

内容ばれ

端々が微妙に個性的で、ちょっとポカーンとする。
たとえば太陽神ラーおじいちゃんは宇宙戦艦に1人で乗っていて、
宇宙の向こうからやってくる特大のグラボイズ(inトレマーズ)みたいなやつを
追っ払う仕事をしていたり。
(セトくんが訪問したとき、おじいちゃんは手回しハンドルみたいなのを
キコキコしてたけど、あの宇宙戦艦まさかおじいちゃんの運動エネルギーで動いてる?)
知恵の神トトは自分以外信用しないので、数十人の自分と一緒に暮らしていたり。

弟神が兄神への嫉妬こじらせてみんな殺してやる!ってなるの、
なんかすごく覚えがある…マーベルにいたよねそんなひとが!
でもカップリングはベクホルだと思います。
神と人間はかなりサイズが違うので(CG地味に大変そうだった)
おもしろいことになりそうだけど。

ところでエジプト神話の血縁関係よく分からないって思って
帰ってから調べたんですが、
セトVSホルス戦、ホルスが目をえぐられたのは神話の通りなんですが、
「セトは睾丸と片足を失った」って無情にも書いてあって、
一体何があったんだ……って思いました。
というか神話って世界どこでも性器エピソードが豊富ですけど、
聞き手の食いつきが違うんだろうなと思ってる。









2016.09.12 サイトに掲載

2016.12.30 再掲載





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