「スーサイド・スクワッド」 DC・エクステンデッド・ユニバース作品。 バットマンやスーパーマンと世界が繋がっています。 スーパーマンによる大災害で、メタヒューマンの襲来を警戒する米政府高官が、 凶悪犯罪者のみで構成された決死部隊、 通称スーサイド・スクワッドを発足させる。 首に小型爆弾を埋め込まれた彼等は、危機に見舞われた都市から、 重要人物を救出する任務を与えられるが…というあらすじ。 全員DCヴィラン、極めつけのサイコパスを含むので どんな気の狂った話になるだろうと思っていましたが、 割とマイルドめに性格改変がしてあって、 デートムービーにできなくもない感じにしてありました。 努力、友情、勝利もの、と言えるかも。 ハーレイさんとジョーカーさんの基地外カップルが大変かわいかった。 部隊をサポートする剣士役に日本の役者さんが出ていて、 ネイティブ発音で日本語を話していたのが地味に嬉しい。 日本人メインキャラクターって珍しいので。 内容ばれ ヴィランズが1人1人紹介されていく最初の部分が秀逸で 一気に引き込まれました。テンポもとてもよかった。 主にバットマンさんが捕縛していくのですが、 バットマンさん悪人からするとすごい怖いな! 夜だし、コスチューム黒いし、目が光ってるし、声が恨めしそうだし。 フラッシュも出てきますが、コスチューム赤いし明るいし、あまり怖くない。 いま彼のドラマを見ている途中なので、見慣れた人がいると嬉しい。 後半はちょっと苦しいというか、DC映画の特徴って気がしてきましたが、 こだわりがあって、切りたくないシーンをゴリゴリと割りいれてしまう。 薬剤に落ちるハーレイのシーンとか、原作リスペクトなのかもだけど、 あっ、えっ、今入れちゃう!?って感じだった。 ラスボス戦の途中でみんながバーに行って自分語りしてしまうあたりも。 評価が割れるのはそれが原因だと思います。 (キャラクターと勢いと熱意を重視するかたはたぶん高評価だと思う) なんかみんな仲良しで、部活みたいなの結構良かった。 大佐ばっかり狙われてみんなで守ってあげるのも面白かった。 (狙われる理由はあとで判明する) あ、演出が超絶によかったシーンがあって、 会議室でのエンチャントレス出現シーン。 女性が机の上に置いた手の、下から黒い指がでてきて、 そっと内側から握りしめて逆転するの、 怖いのとエロティズムと両方あって、出来が良すぎて背中がぞっとした。 ハーレイを狙撃するシーンの演出も良かったな。 ああいう細かいところは脚本にあるのか現場で加えられるのかどっちだろう。 最初のエンドロールの後に1シーンあります。 2016.09.11 サイトに掲載 2016.12.30 再掲載 戻る |