「グランド・イリュージョン 
   暴かれたトリック」









「グランド・イリュージョン」続編です。
内容がめっちゃつながっているので、
1作目を見ておいた方がいいというか、
復習しておいたほうがいいレベルです。
ダニエル・ラドクリフが悪のボスとして登場。
グリーン・ホーネット以来、日本の劇場では久しぶりの
ジェイ・チョウも登場。

マジシャンチームのフォー・ホースメンは、
事情あってずっと待機していたが、
久しぶりにおこなったショーの最中に誘拐され、
仕掛け人であるダニエル・ラドクリフに
盗みのミッションを強要されるというあらすじ。
……1のねたばれを避けようとすると
かなり不自然な感じになりますが。

内容ばれ・1のおちばれ

1で残った部分が全部明かされる、超続編でした。
最初の仕掛けのシーンの、ウェイターさんが
襟を取って、オードブルのトレーを折りたたんだら鞄になって…
と変身していくところが良かった!
あと予告でも使われていた雨を止めるシーン。

残念なのは4人の紅一点が不自然に変っちゃった点。
私はフィクションの中でくらいは
世界でただ一人のそのキャラクターの替りなんかいない
と思いたい派なので、全然違う系のひとにするか
または欠員のままにしておいてほしかった。
あとカードのリレーシーンや市場のアクションシーンを始めとして
もうちょっと短くしてもいいのではと思えるシーンがわりと多かった。

あとで調べたら監督と原案の人が変っていたのでした。
1と2、どっちが好きかと言われると1の方が好きです。

でもモーガン・フリーマンとラファロ父の関係は良かったですね。
二次創作で好まれそうな感じ。
困窮している母子は助けたれやコラと思いましたが。
きっと悲しみのあまり発狂してそれどころじゃなかったのでしょう。
そのほか無茶な設定は、
モーガン・フリーマンの圧倒的善人力により
(たとえどんな台詞でもめっちゃ説得力のある
温かい内容に聞こえる)押し切った!

男性キャラクターは文句なしに全員かわいかったです。
特にマーク・ラファロは姫ヒロインでした…。
ラファロのおっとりした笑顔が、
少し目尻と口角の角度を変えただけで油断のならない
ちょっと悪い笑顔になるシーンとか、実に巧いなと思いました。
緑の布を使ったアクションは、ハルクを意識しているのかな(笑)。
それと、ポリティカルコレクトネス枠なのか、
性指向が微妙に変化した人がいるような…。

私はラファロを疑っていたメガネのアカン刑事さんが
EYEだと思っていた…。
あとロンドン・アイとEYEを掛けていて、
最後にあれが消滅したりするのだと思ってた…。

2を見たあとだと、原題の意味がちょっと違って見えますね。











2016.09.02 サイトに掲載

2016.12.30 再掲載





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