「ファインディング・ドリー」 2003年「ファインディング・ニモ」の続編です。 えっ!?2003年!?そんな馬鹿な、13年前!? 前回ニモの探索を手伝ってくれた忘れん坊のドリーが 家族のことを思い出し、父と母を探す旅に出かけるというお話。 とてもピクサーらしい映画でしたが、 私はこの映画を怖く、辛く感じました。 あ、でもこれは少数意見だと思います。 出会う海洋生物たちはみんな親切で、 出来る限りドリーを助けようとしてくれます。 この映画は吹き替えも結構おすすめ。 内容ばれ 海洋生物研究所のアナウンスが 元の声がシガニー・ウィーバー、吹替えが八代亜紀なのですが、 ドリーが頻繁に八代亜紀の名前を出すというギャグがあって、 それがわりとおかしいのでおすすめです。 ドリーは記憶の保持が2秒ほどしか持続せず、 聞いた話も、自分の喋った内容も忘れ、 目の前の物にすぐに注意を奪われ、 自分が何をしていたか、どこにいるのかが分からなくなり、 分からなくなったことにパニックを起こし、 周囲に助けを求めるが、何を助けてほしいのか分からないという状況が何度かあり、 主人公がその状態で、それをずっと見ているのはつらいものがあった。 「ズートピア」ではかなりオブラートにくるまれていたけど、 この映画はオブラート少なめで、全員の諸問題に関してもテーマをぐいぐい押しだしてくる感じ。 蛸のハンク、めっちゃいいやつだった。 声は普通に声優さんだと思ってたら上川隆也さんで、経験者とはいえ上手いなあ! (ハンクに関しては結果オーライとはいえ、元々の夢を叶えさせてやれよ…とは思った) ジンベエザメの子もイルカの子もアシカもラッコもアビもみんなコミカルでいいやつ。 そしてドリーの持っている妙な知識が、実は失われた記憶に繋がっていたのが 次々と分かるところは面白かったです。 監督は「ジョン・カーター」で、ちょっと興行成績のやばかったアンドリュー・スタントン。 よかった、干されたんじゃなかったんだな! 同時上映「ひな鳥の冒険」はめっちゃ可愛かった。 しかしあれ、描くのにどれくらい時間がかかるのか見当もつかぬ。 2016.07.17 サイトに掲載 2016.12.30 再掲載 戻る |