「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」 (オランダ) オランダの貴族の主人公は、母を看取り葬儀を終えて、 かねてより計画していた自殺を実行しようとするが なにかと邪魔がはいって上手くいかない。 そんな折、偶然知った自殺をサポートするベルギーの企業に 主人公は仕事を依頼し、何が起きるか分からないサプライズコースを選択する、というあらすじ。 予告が面白そうだったので何の予備知識もなく見てみたら 期待がなかった分、けっこうなヒットでした。 恋愛映画に拒否感がなく、自殺否定派ではないひとにおすすめです。 主人公と執事の関係もキュートだし、 ヒロインとその家族の関係もキュートだし、 もちろん主人公とヒロインの関係もキュート。 ともかくキュート。(語彙) 主人公の住む大豪邸とそのお庭も素敵でした。 内容のヘビーさとは裏腹に、なんとなく児童文学っぽい趣。 おちばれ注意 ヒロインのお父さんと家族たちのやりとりがかわいかった。 小さい頃からあんな感じだったんでしょうね多分。 今後は更ににぎやかで頓珍漢なことになりそう。 ただ、人によってはラストが受け付けないかも…という気はします。 えっとオランダでは安楽死が認められているそうです。ベルギーでも。 (そしてブリュッセルとオランダは意外に近い) 途中、いつの間にか「生き延びるミッション」が、 「屋敷と財産を取り戻すミッション」にすり替わってて、多少「??」ってなったけど、 かわいいからすべてゆるす。 エリュシオンの社長は、フィンチャー監督の「ゲーム」を見てお手本にしたんだろうね。 2016.05.30 サイトに掲載 2016.12.30 再掲載 戻る |