「映画プリキュアオールスターズ
みんなで歌う♪ 奇跡の魔法!」









前回はドラマパートと、ステージ上で歌うパートに若干区別がありましたが、
今回は物語進行中でも歌い始める完全ミュージカル仕様でした。
人間界を訪れていた、みらいとリコは
お花見に向かう途中のプリキュア達に遭遇し、
より完璧なプリキュアになるコツを教わるために合流するが、
プリキュアの涙を手に入れ、秘薬を完成させようとする
魔女ソルシエールの急襲を受けて……というあらすじ。

魔女の下僕のトラウーマ役の人がとても上手くて、
誰だろう中尾さんにちょっと似てるから息子さんとかかな?
と思ったら山本耕史さんでした。Theストーカーじゃないですか!
普通に声優さんでやっていける!
ソルシエール役の人も歌が上手くて、
ミュージカルのベテランの新妻聖子さんという方で、
今期の相棒の9話「秘密の家」の誘拐される妻役をなさってました。

シリーズ最悪と評価する人も多い前回のオールスターズに比べて、
かなり持ち直して、歌がキーとなるお話も良かった。
作画は冒頭でちょっと「!?」って箇所が(主に頭身)なかった訳ではないが
でもアクションシーンになったら安定しました。

ラストばれ

魔女ソルシエールは亡くなった師匠に
認めてもらえなかった、愛されていなかったというのがトラウマで
それで師匠の魔女を秘薬で蘇らせようとしているのですが、
この師と弟子の愛憎は大好物で、アナオビ…いやなんでもないです。
ここの師匠はジェダイのようにユルフワ鬼畜じゃないので、
ちゃんとソルシエールを愛して態度で示していたのですが、
それでももうちょっと説明すべきだったんじゃないのとは思います。

継承される究極魔法は攻撃型じゃなくて補助魔法だったというオチなのですが、
あれ、トラウーマを封印するには物理で殴る役がもう1人必要ですけど、
先代の師匠には一緒に戦っていたパートナーがいて、
封印の際に彼女は命を落としてしまったんじゃないないかなとか
オリジナル百合を妄想したりしていました。

ソルシエールはフランス語で「魔女」の意。
英語のソーサラーの語源のようです。

相変わらずマリンがおいしい役で、
女児たちの笑いを独り占め状態でした。変顔は強い。










2016.03.23 サイトに掲載

2016.12.30 再掲載





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