「ファーナス 訣別の朝」 原題「OUT OF THE FURNACE」 あまり裕福でない家庭で、父親は病気。 主人公は真面目に鉄工所で働いている。 しかし彼はある日交通事故を起こし、服役することになる。 その間にかわいがっていた弟は従軍し、 父親は病死、愛し合っていた恋人は寂しさから違う男のところに行ってしまう。 出所した主人公は、弟の心が 戦争に蝕まれてしまったのを知る、というあらすじ。 役者さんがとても豪華です。 主人公がクリスチャン・ベール、弟がケイシー・アフレック やくざものがウィレム・デフォー、保安官がフォレスト・ウィテカー、 ボクシング賭博のボスがウディ・ハレルソン。 じわじわと定められた運命に追い込まれていく 静かな苦悩を表現するクリスチャン・ベールを 周囲の渋い役者陣が支えます。 内容ばれ 耐えて耐えて耐えて耐えた先にカタストロフィーがあるストーリーは、 ちょっと任侠映画みたいです。 あと鹿狩りが出てきたので「ディア・ハンター」を思い出した。 この主人公は辛抱強く愛情深く、真面目で 家族思いで女性にも誠実なので、 通常なら確実に幸福になれた人なのに、 残念ながら状況がそれを許さなかった。 交通事故さえなかったらなあ…って思います。あるいは 弟か、彼女か、父親か、誰かが残っていればああはならなかったのに。 2016.02.05 サイトに掲載 2016.12.30 再掲載 戻る |