「99分、世界美味めぐり」









SNSで美食レビューを書いて紹介するブロガーは
「フーディーズ」と呼ばれ注目を浴びている。
中でも人気の5人が登場し、
世界中にあるミシュランの星付き有名店を訪れ、批評していくという内容。
日本のお店も登場します。
2014年スウェーデンのドキュメンタリー。

冒頭のシーンから
「嫌いなシャンパンの味だな。モエ・エ・シャンドンは嫌いなんだ」
という突然のdisから始まってふきました。
なぜこれを冒頭に持ってきたし!?
そのへんから推察されますが、
わりとエンタメをしようという意思は薄い感じ。
シェフと美食家さんの言い争いがだらだら続いて、
「これ、いつかこの美食家さんは料理人に殺されるんじゃ…」
って思った事もあった。
お料理は、おいしそうというより盛りつけが美しくて工芸品みたいでした。

内容ばれ

・三ツ星レストランは世界に100と少しらしいのですが、
 全制覇した人が1人しかいないのは意外だった。
 まあ旅費も合わせたら500万円くらい予算が必要だろうし
 選ばれしひとの趣味ですね。
・でも三ツ星のお店、日本に20数軒あるんですが、
 5分の1が日本にあることになってしまう。
・日本の事を美食家にとっての楽園、と
 随分持ち上げてくれてました。
 でもデパチカの物凄い値段の高級フルーツ、
 買って食べる普通のおうちって少ないのでは?
 1個2万のメロンとか、
 黒塗りの高級車に追突してしまったとか以外の用途を思いつかない。
・美食家のおじさん2人の個性が強烈。
 あとグルメだからって食べ方がエレガントかと言えばそうでもなかったぜ…。
 若手3人は、なんというか常識的。
 スーパーモデルのアイステさんは日本贔屓で好感度高い。
 香港の女の子は、実家住まいのOLさんで給与を美食につぎこんでいる。
 なんかオタクと似たライフスタイル。
・大腿骨の骨髄と脳と野菜を混ぜたサラダは、私にはちょっと無理…。
・世界で一番予約の取りにくいスペインの店エル・ブジは私でも名前を知ってた。
 いつの間にか閉店してた。そしてメニューを継承した店がオープンしてた。
 旅行してでも行く価値があるそうです。
・砂浜を模した粉末の上に、中身入りの避妊具を模した食べ物を載せている料理を
 大枚はたいて食べたい人が世界にたくさんいる事が驚きだ。
・三ツ星レストランに行った事がないので、紹介されていた日本の店には行ってみたい。
・味の形容、英語の使い方はおもしろかった。










2016.02.01 サイトに掲載

2016.12.30 再掲載





戻る