「きっと、うまくいく」








大学の頃からの親友ファランとラージューは
呼び出されて顔を合わせる。
彼等は大学時代「3バカ」と呼ばれる存在で、
もう1人の親友ランチョーと共にいつも学校に騒動を巻き起こしていた。
天才で変人で友情に厚いランチョーは2人の人生を大きく変えたが、
彼は大学卒業後姿を消した。
そのランチョーの消息が分かったという。
彼の現在の居場所まで旅をしながら、彼等は学生時代の出来事を回想する、というあらすじ。

インド版ポタ親世代…という感じの話で、学生時代のキラキラした思い出を、
大人が懐かしく回想する形式の話が好きな人にはたまらなくツボだと思います。
コメディ映画なのであまりひどい事は起こりません。歌と踊りが入ります。
でもインドが学歴社会であることや、貧富の差が大きい事、
自殺率が高い事をさらっと描いています。
そのうえで、学ぶことはこんなに楽しいんだよ、就職するための予備校じゃないよ!
というのをエンタメ的に訴えてきます。

インドについてちょっと思った事

父権がものすごく強い事、息子への期待がとりわけ高い事、
子供がみんなとても親孝行なところ、ちょっと昔の日本みたいだな、と思ったけど、
儒教の影響はないですよね。なんでだろう。
(インドは広いので、地域によって全然文化が違うそうだけども)

インド映画を見たことのない人が最初に見るのは
「チェイス!」がいいと思いますが、
2番目はこの映画がいいです。主演が同じ人だし。
そしてこの映画のアーミル・カーンは普通に大学生に見えるんですが
撮影時44歳だったそうです……よんじゅうよん!?
(ほかの2人も39歳、30歳)
1日に4リットルの水を飲んで美肌を保ったとか。
そんな高野豆腐みたいな原理でいいの!?
というか水中毒とか大丈夫なの!?








2016.01.11 サイトに掲載

2016.12.30 再掲載





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