「デビルズ・ノット」 アトム・エゴヤン 監督。エジプト出身のカナダのかた。 実際にあった、「ウェスト・メンフィス3」という未解決事件を映画化したものです。 1993年アーカンソー州。 出掛けたまま行方知れずになった3人の子供が無残な遺体となって発見された。 地元警察はオカルトとヘヴィメタルを愛好する3人の少年を逮捕し、 杜撰な捜査で犯人と断定し、起訴する。というあらすじ。 コリン・ファースの出てるサスペンスかー、くらいの認識で見始めましたが、 残酷な犯罪が恐ろしいのと同じくらい田舎のパニックもこわかった。 魔女狩りの怖さ。 警察は重要な証拠品をなくすし、歯型は一致しないし、証言者は適当な事を言うし、 でもでも容疑者の普段の素行が怪しくて趣味も変だし、やっぱりあいつら怪しいし有罪! みたいな…でもみんな正義のために燃えてるんですよ…。 これたった20年前の話ですよ。 何に関しても自分が正しい事をしている気分の時は気を付けないといけない。 コリン・ファースは観客の視点、プレイヤーズキャラクターなので、 人物描写は薄い。 「ウェスト・メンフィス3」のwikipediaのページを見ただけで 「とりあえず主犯は義父(つまり冤罪)…」って思いますがいかがでしょう。 血まみれの男はちょっとよく分からない。 関係ないですが、同性愛をdisる宗教はあっても ペドフィリアをdisる宗教ってあまり思いあたらない。 2015.12.18 サイトに掲載 2015.12.30 再掲載 戻る |