「ドライヴ」 ニコラス・ウィンディング・レフン監督 類まれな運転技術を持つ男がいて、彼は昼に修理工として働き、 夜は犯罪者の逃走を助けるドライバーという裏の顔も持っていた。 男は同じアパートに住む美しい人妻と恋をするが、 彼女の夫が刑期を終えて戻ってくると状況は悪くなり始める。 という内容です。 状況説明やセリフの少ない映画です。 レフン監督の最高傑作とよく言われている。 暴力と美学。 ラストばれ あれっ?私はラストで主人公が死んだと思ったんですけど、 (運転シーンがあまりに光に満ちているので) そういう意見を見掛けないので首をひねっています。 握手した逆の手で、カミソリを持って動脈をサッと切るところ、 洗練されていてほれぼれしますが、駄目な人は駄目でしょうね。 主人公セリフが少ないうえに表情の変化もあまりないんですが、 目と唇の端で表現しているのはすごいと思います。 ゴズリングさんはレフン監督のミューズですね。 この主人公を2つの存在にに割ったのが 「オンリー・ゴット」かなって思いました。 人妻は夢のように綺麗で、 善と美と赦しの象徴だなとは思いますが、 もうレフン監督には女&弱者の存在抜きで美学を表現していただきたい。 実力がないと難しいけどレフン監督ならできる。 2015.12.17 サイトに掲載 2015.12.30 再掲載 戻る |