「PAN〜ネバーランド、夢のはじまり〜」








オリジナル要素満載のピーターパン誕生秘話、
ピーターパンビギニングでした。
私はヒュー・ジャックマン目当てで行った。
第二次世界大戦のころ、孤児院で育ったピーターは
ある日夜中に空飛ぶ海賊船にさらわれ、
黒ひげの支配するネバーランド゙で強制労働をさせられる。
採掘者とのトラブルで、処刑されそうになったピーターは
その件がきっかけで空を飛べる能力に目覚め、
以降黒ひげに命を狙われることになる。というあらすじ。
後半わりとじゃんじゃん人が殺されるのですが、
死んだ人がカラフルな色の煙になったり、
墜落死だったりして表現をソフトにする演出です。
見終わってから監督がジョー・ライトだったのを知ってびっくりした。
ジョー・ライトっぽいところが微塵もなかったので。

ねたばれ
ハリポタとかぶるところが多々あるので、
要素を抽出して、人工的にヒット作を撮ろうとしたのかな?
と何となく思いました。
・英国もの
・実の親でない保護者に虐待を受けて育った
・子供たちを虐げる存在に立ち向かう
・予言の子である
・母はラスボスと戦って殺される
・空中を飛ぶシーン推し
・能力に目覚めた主人公がやや邪悪に見える

ピーターパンの仲間の名前とか憶えてなかったけど、
ニブスとかはロストボーイの1人だったのか。
それにしてもピーターパンもニブスもすごい美少年だ。
演技も。子供なのにどうしてあんなに表情筋が動くんだろう。
大規模空襲のところでピーターは死んで、
あとは死後の世界という解釈も微妙に?できなくはない?
ところはおもしろかった。最後のロープが首吊り縄に見えてぎょっとした。

タイガーリリー役をルーニー・マーラーにキャスティングして、
人種差別的であると随分な騒ぎになったそうです。
この監督は、白人が有色人種を支配していた頃の過去を懐かしむ歴史おたく、
更に言えば屋外でガンガン動く画よりも
室内で会話をしているそれのほうがお得意なのだから(すべて個人の勝手な決めつけです)、
題材が向いていなかったのではないかという気がします。
続編の構想もあったけれど、コケたので立ち消えになったらしい。

関係ないですが裏ピースって子供がやっても問題ない仕草なんですね。ピーターがしてました。










2015.11.12 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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