「バクマン。」 切るエピソードや切るキャラクターが丁度いい感じでした。 公開前から逆だ逆だと言われ続けていて、私も「逆だ!」と思っていた 主人公2人の配役も、意外に合ってました。 (サイコー=佐藤健さん、シュージン=神木隆之介さん) ラストも(反転「金知恵」連載終了までで)妥当だった。 亜豆さん以外の女性キャラクターが全員消去で、 男子ばかりになったため、熱血度が上がったように思います。 そして亜豆さんも途中からちょっと存在が希薄になるので、 サイコーとシュージンが約束を果たす話になってました。 監督曰く「BLを意識した」そうです。 内容ばれ反転 コンビ結成で握手しようとしたら サイコーが「ジャンプ連載が決まってからだ」 ジャンプ連載が決まって握手しようとしたら シュージンが「エイジを抜いてアンケート1位を取ってからにしないか」 って感じで、結局サイコーとシュージンが互いの手に触れるまでの道のり… って内容だったんですけど! 原作の登場人物が時々見せた、天然の上から目線、人間の値踏み、 ミソジニーはなくなってたのでよかった。 蒼樹さんが登場しなかったので、 中井さんもちょっと濃いだけの気のいいひとになってた。 編集服部さん役の山田孝之さんは、漫画じゃなく本人にちょっと似てた。 新妻エイジの染谷さんは、イメージとはちょっと違った。 (というか、最近変わった若者役は全部染谷さんに回される印象/笑) 川口たろうはクドカンでした。 登場人物がラインでやりとりしてるし、 ソーマや進撃の話が出たので、あの世界は2008年じゃなく 現在の設定だと思うんですが(カレンダーなどが出たかもですが記憶にない)、 なぜか全員作画をオールアナログで作業しています。 しかし作品名は挙がったのにアンケート上位にワンピの名がなかったので、 あの世界はワンピの連載が終了している別世界で、 実はデジタルツールが発展していないのかもしれない。 でもお陰でペン先の滑る音がたっぷり聴けるし、 サンプリングした音楽にもなっているので、 あのシャッ、シャッという音が好きな人は劇場で聞くべきです。 あと小畑先生の絵が大画面で見られます。 紙から主線や擬音が浮かび上がって宙を舞うCG、 表現として面白かったです。 エンドロールがすごく凝ってる。(エンドロールばれ反転) ジャンプコミックスの背表紙に、スタッフの名前が書いてあるのですが、 「ランプ・ランプ」が照明係さんだったのにニヤリとした。 関係ないけど尾田栄一郎先生の家に川が流れているというのは 帰ってから検索しましたが本当みたいですね。 あとご自宅にATMがあるというのも…スゲエ! 2015.10.05 サイトに掲載 2015.12.30 再掲載 戻る |