「オンリー・ゴッド」








フランス・デンマーク合作
ニコラス・ウィンディング・レフン監督

スタイリッシュ暴力映画です。
北野映画とデヴィッド・リンチ作品を足して割ったような…。
あまり一般受けする内容ではありません。

バンコクで麻薬密売組織を家族で運営しているアメリカ人の母と兄と弟。
ある日、兄はローティーンの売春婦を惨殺し、報復を受けて殺される。
母は兄の仇を討つよう弟に命じる。というあらすじ。
最初から最後まで「!?」という感じです。

内容ばれ
母親は死んだ兄のチーンの大きさを突然自慢し始めるし、
それに比べて弟のチーンが大したことないとか、
普通に傷つくし虐待だし、
ていうか兄がローティーンでないと駄目なのは
たぶん母親と性的関係をもってたからだろうし、
母親の虐待のせいで兄も弟も、もう普通の人間には絶対になれないし、
あのラストは救済なんだと思うけど、
あの背中から刀を抜く制裁おじさん、すごい手首の柔らかさだし
刀さばきが見事だし、一体どういう経歴の俳優さんだろう。
でも一仕事終えるたびにカラオケで歌うのやめてほしい。
欧米の人にはああいうの、エキゾチックに映るんだろうか。
どうでもいいけど制裁おじさん歌が上手い。

原題は「Only God Forgives」神のみが赦し給う、ですね。








2015.07.16 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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