「蒼の乱」








ゲキシネ「蒼の乱」

亡国から来た異国人、蒼真と
坂東武者の将門小次郎が出会い、戦乱に巻き込まれ、
やがて結ばれて、数奇な運命を辿る、
歌と踊りあり、殺陣あり、笑いあり、燃えありの
サービス満点エンターテインメントです。
史実をファンタジー調理した定番のメニュー。

主演は天海祐希と松山ケンイチさん。
男女のラブロマンスなのですが、
蒼真の知力、統率力、精神力が高いので
どちらかといえばブロマンスの香りがします。
しかし男性が敬遠するようなレディゴリラではなく
儚さやけなげさもある、ちょうどいい匙加減でした。
天海さんは声が低いので啖呵や恫喝やギャグが合います。
強いけど、女性らしくもあり、なおかつギャグもこなすって
ありそうだけど、実はあまりない3拍子。
将門は、あらすじだけ頭の中で追うと相当頭が悪くて
物語の悲劇の半分くらいは彼のせいではないか…とも思いますが
松山さんの魅力で、天真爛漫で魅力的な人物に見えました。
狂乱の演技と、ニカって笑った顔の使い分けがうまかったし、
殺陣もミュージカルも難なくこなしてらっしゃった。

早乙女太一さん友貴さん兄弟が出演されていて
彼等の対決シーンは見応えありました。
やっぱり息が合ってやりやすいのだろうな…。

オチばれ

早乙女太一さんは安定の立ち回りで、
相変わらず誰よりも高く飛んで、誰よりも剣戟が早かったですが、
敵から刀を高く弾き飛ばして、落ちてくるそれをキャッチするシーンは、
うぉー!拍手ー!って思いました。
いつもはシリアスな設定の役ですが今回ちょっとコメディシーン多めで
しんちゃんの物真似があんなにお上手だとは知らなかったですよ…。

橋本じゅんさんはとうとう馬の役で、
でもおいしい役でした!くろまき!後ろ脚を操作しながら演じてらっしゃって、
劇団四季のライオン・キングを思い出した…。

俵藤太(田原藤太)は実在して、
「将門を討つという大功を挙げながらも、
それ以降は資料にほとんど名前が見られなくなり、
没年さえも不詳である」というwikipediaの記述に、
おおー、なるほどなるほどと思いました。
というかこのひと矢に唾をつけて百足を退治したひとだ。

今回は高田聖子さんの出番が多くてうれしかった!










2015.05.11 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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