「龍三と七人の子分たち」








北野武監督。
むかしは極道として恐れられていた主人公も
今は隠居して息子夫婦の家での肩身の狭い居候生活を送っている。
懐かしさから仲間を集め再会したりして過ごしているうちに
かつての自分のシマ一帯でオレオレ詐欺や違法セールスを行う会社、
京浜連合の存在を知り、再び暴力団を結成する。
年老いた極道たちと、現代風の準暴力団組織との抗争が始まる、というあらすじ。

コメディ映画です。
劇場わりと大受けでした。
おじいちゃんよぼよぼネタはやっぱり定番。
年配のお客さんが多かったかも。

内容ばれ

でも北野監督、ギャグセンス丸くなった…?って思った。
一般向けに、ゆるめにしてあるのかな?
おつまみがなくて、孫の文鳥焼いて食べっちゃったところと、
殺しと傷害と懲役のポイント計算のところは
監督らしいかなって思いましたけど。
(文鳥焼き鳥は、でも平成の人は耐えられるだろうか…)

生死を共に潜り抜けたかつての関係をふと匂わせる
老いた極道同士の会話いいですね。
きっと色々あったのだろう……。

リアルヤクザですが、一時期仕事でマジベンツ、マジパンチ、
マジ金チェーン、マジアロハの、
フル装備のヤクザの怒鳴り込みを経験して、
何事もあまり怖いって思わない私でも膝が震えたものですが
暴対法のおかげでめっきり姿を見なくなりましたね。
暴対法ばんざい。








2015.05.01 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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