「プリズナーズ」








「複製された男」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。
主人公の男は妻と息子と娘の4人で幸福に暮らしていた。
ある日、隣家で感謝祭を祝っていたところ、
娘と隣家の娘が、自宅へ少し戻るという。
兄と一緒ならいいと許可を出したが、結局兄は同行しないまま、
少女2人は行方知れずになる。
警察はその時間帯、付近にキャンピングカーを駐車していた男を拘束するが、
知能に障害のあるその男の犯行であるという証拠は出なかったため、
彼は釈放されてしまう。
追い詰められた主人公は異常な行動を始める、というあらすじ。
ヒュー・ジャックマンが父親役で主演、
ジェイク・ギレンホールが捜査にあたる敏腕刑事を演じます。
(複製された男もジェイク・ギレンホールでしたね。好きなのか)

ペンシルバニアの田舎のほうで、人もまばらなんですが、
でも主人公の自宅半径16キロ以内に性犯罪者が9人暮らしている
とかいう刑事のセリフがあって、それが一番怖かったです。
お子さんのいるお家は大変。
(でも面積にしたら89kuに1人だから、9km×10kmに1人って考えたらそんなもんかな…)

微妙なおちばれ

拷問部屋を日曜大工でささっと作ってしまったのには驚きましたね。
お仕事がそれ関係とはいえ、あんな短期間で!

神父の家の地下のミイラが殺人旦那であるとか、wikipediaを見て初めて気付きました。
(相棒の右京さんなみに家宅侵入捜査を繰り返すジェイク・ギレンホール)
しかしあの付近一帯殺人者が多すぎない?

信心が強すぎる故に、それが裏切られたときの反動が大きく、
子供を殺して回るくらいなら、宗教など最初からないほうがましだと私は思う…。

私は冒頭のシーンが伏線で、息子が自宅で銃を見せびらかしていて
暴発して妹を撃ってしまったとかだったらどうしようと思っていたので、
その手の暗黒エンドじゃなくてよかったです。










2015.04.30 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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