「ジュピター」 ウォシャウスキー姉弟のオリジナルSFです。 ズバリ言うとコケちゃった映画なのですが、 おたくはこの映画を悪く言いにくい感じの、なんかそんな作品です。 なぜなら、「これが!自分の考えた!最高のかっこよさなの!」 ていう拘りと愛情が伝わってくるから。 ロシアからの移民でハウスキーピングをして生計をたてている ジュピターという女性は、本人も知らないある秘密があり、 それが原因で命を狙われることになるのだった…というあらすじ。 ただ、女さらわれるピンチ→男たすけにくる!っていう流れが 3回?4回?繰り返されるので、途中ちょっと忍耐が必要です。 重力操作ブーツと電磁盾のアクションは本当に格好良かった。 (スターロードとキャプテン・アメリカのアクションが合体したみたいな) (電磁盾を最初に見たのは「エリジウム」だったけど、 なるほど今回みたいな戦闘スタイルの場合、空気抵抗を受けないのが最大のメリットだな) (グローブ内部に仮想コンソールが出てくるのとか、ああいうギミックは大好き) あれがこの映画のメインだと思う。 内容ばれ チャニング・テイタム演じるケインは、やりすぎ!漫画かよ!ってくらい格好良かった。 狼と人間のハイブリッドで、しかもアルビノでそれが原因で幼少時に軍に売られて、 群れでしか生きられない狼の性質を克服して独りで生き抜いてきたが、 王族の喉笛を噛んだ罪で翼を切られたとか…。二次創作の過去捏造でもそこまではやらない。 そしてどちらかと言えば子ダヌキ系イケメンのテイタムが、 とんがり耳とつり目メイクで、いい具合にワイルドなイケメンに!? (残念ながらミラ・クニスのメイクはいまひとつで、TEDの時の方が美人でした) 人類は資源のために飼われている家畜ねたは、腹いっぱいなのでそろそろ遠慮したいです。 ラストのロシアファミリーは良かった。 何気にペ・ドゥナが出ている(教えてもらうまで全然分からなかった)。 あとジェームズ・ダーシーも(配役を調べていて気付いた)。 ショーン・ビーンはなかなかおいしい役でした。 ラスボスのエディ・レッドメイン、アンニュイなヴィランだった。 2015.04.07 サイトに掲載 2015.12.30 再掲載 戻る |