「キル・ユア・ダーリン」 実際にあった事件を題材にした映画です。 詩人アレン・ギンズバーグがコロンビア大学で出会った天才たち、 バロウズ、ケルアックらと徒党を組んで、酒、煙草、薬に耽りながら、 文学的破壊活動にのめりこむ様子、 そしてルシアン・カーという美青年に狂わされていく様子が描かれます。 ダニエル・ラドクリフとデイン・デハーン主演。 ダニエル君が大人になったショックでちょっと呆然としました。 大人の階段をのぼるというより、NASAで打ち上げられた勢い。 デイン・デハーン君との色っぽいキスは勿論のこと、 半ば強引に女性に口淫されたりですとか、 行きずりの男性に身を任せたりとか…!! おろおろした!めっちゃおろおろした! 内容ばれ 純朴な青年のダニエル君が魔性の美青年に翻弄されるうち 彼を愛するようになり、そして才能を開花させていく話ですね。 でも魔性の美青年も、移ろいの激しい自分の感情をコントロールできず、 愛情も憎しみも未分化で、自分自身も振り回されている印象だった。 そして才能豊かな友人たちと違い、 自分が平凡な人間であると知っている顔をしていた。 デハーン君はこういう役を演じるとピッタリはまるなあ。 傷口を合わせて絆を結ぶシーンや 膝枕のシーンも色っぽかったですが 書架の影で口淫されるダニエル君をデハーン君が正面から凝視するシーンは 完全にアダルトBLでした…。 当時の法では同性愛者に襲われた場合、 殺しても罪にならなかったのですね。 女性の貞操<男性の貞操なの…? 当時の男性は尻にどんな価値を見出していたのか…。 2015.04.03 サイトに掲載 2015.12.30 再掲載 戻る |