「イミテーション・ゲーム
   エニグマと天才数学者の秘密」









ノルウェー出身の、モルテン・ティルドゥム監督。

解読不可能と言われたドイツの暗号エニグマの解読に成功した
数学者アラン・チューリングの人生と苦難を描いた伝記映画です。

戦後と、大戦中、アランのパブリックスクール時代と3つの時間軸で展開します。
英国成分が濃いのでお好きな人にはたまらないし、
パブリックスクールはアランの友人への淡い恋心の話だし、
暗号解読の過程と結果は若干誇張があってエンタメ的にはらはらしますし、
人格に問題のある天才は主演カンバーバッチさんの十八番で演技も大変見ごたえあります。
脇役も渋い(マーク・ストロングさん諜報員役が多すぎて本当の諜報員に見えてきた)。

ドイツの暗号器エニグマ、それとアランの開発したコンピューターの先祖クリストファー、
レトロテクノロジーの好きな方も必見です。
(これ現在でもブレッチリー・パークに展示されているのですね!わあー)

内容ばれ

級友への恋と彼の死は実際にあったんですね。
あと短期間の婚約も。

マシュー・グードの演じるチェスプレイヤー、ヒュー・アレグザンダーが
まるで「風立ちぬ」の本庄さんでした。
実在のアレグザンダーさんのその後を見ると、
この人、コミュ力あったんだろうなーという感じです。
頭が良くてコミュ力あるとか無敵じゃないですか。
チューリングは…頭が良くて体が頑強だったけど(実際長距離走がお得意だったそうです)
コミュ力は…それどころかアスペルガー症候群てきな描写までありました…。
なので普通の人間の使う仄めかしや揶揄は、彼にとって暗号のようなものだった、
という解釈は面白かった。
彼なりに頑張って食べ物を配ったり、ジョークを言ったりするところよかった。

私は以前、他殺説を聞いていたので、自殺事故他殺どれか分からないようにするのかな?
って思ってたら、自殺説一択でちょっとびっくりした。









2015.03.16 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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