「ウルフ・オブ・ウォールストリート」








ジョーダン・ベルフォートの回想録を元にした伝記映画。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演。
証券会社を起業し、巨万の富を築き、詐欺と資金洗浄で投獄されるまでの
主人公の狂乱の日々を描きます。

主人公は妻と慎ましく生きる求職中の平凡な男でしたが、
大手証券会社に就職してその人生観は変わり、
そこからはノンストップです。
クスリと酒と女と女と売春婦、株、金、金、クスリ、酒、女、株。
頭の回転数を上げるためにクスリをキメて、
気分をあげるために酒を飲むので、
仕事中の薬物は当然のこと、
社内に売春婦が呼ばれてそのへんで始めちゃってますし、
景気付けに人間を投げ飛ばすし、バリカンで女の頭を刈るし、滅茶苦茶です。
まあでも被害者の悲劇は一切描写されないし、ジャンルとしてはブラックコメディなので、
もういっそ面白いです。
フィクション映画としては「fuck!」使用回数最多映画なのだそう。

内容ばれ

クスリが強烈過ぎて、立ち上がれなくなって
ツチノコみたいに移動するところ、
役者さんが力のこもった演技で楽しそうだった。

バチュラーパーティーに2億8千万円って出た時は
「ハング・オーバー」の新シリーズにすればいいと思いました。

でも仕事上の勝負運がものすごく強い人って
(あそこまで極端ではなくても)ああいうタイプが多いのは
すごく不思議です。
行いが良くてきちんと生きている人より、
どちらかといえば行いは悪いけれども
常にアッパーな状態で生きている人の方が
望みのカードを引きやすい、ような?
(その代り代償でやってくる不幸もまた並はずれて大きいような)

あのヨットは本当に沈んだらしい。お金持ちは凄いな。









2015.03.08 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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