「マッハ!無限大」








架空の国、カタナの東西分断の危機に
周囲の国々が尽力し、和平が結ばれることになった。
タイで行われる予定の祝典で、戦乱を望む者がテロを計画し、
それは象を愛する武術家カームを巻き込んでいく。というあらすじ。

見ていて、「あれ?なんかこれ「トム・ヤム・クン!」みたいな話だな…」
って思ったんですが、帰って調べたら
この映画はマッハの続編じゃなくて、トム・ヤム・クン!の続編でした。
マッハの方が知名度が上なので、集客のための邦題なんでしょうけど、
あまりに適当すぎるんじゃなかろうか…。

「チョコレート・ファイター」のヒロインと、トニー・ジャーが共演します。
私が格闘映画の中でベスト1だと思うのが「マッハ!!!!!!!!」なのですが、
もうあの作品はあらすじがどうのとかキャラクターがどうのとかいうより、
ひたすらトニー・ジャーの身体能力を鑑賞する映画です。
今回アラフォーになったトニー・ジャーに
ちょっぴり衰えを感じました。(その分周囲のスタントの人が頑張っている)
が、途中くらいからの格闘には、やっぱり圧倒的な説得力があった。
技を出してから戻すまでが引いたカメラで撮ってあって、
軸足が全然ぶれないのがさすがだと思う。

関節技がないのはちょっと寂しい感じがします。
関節(の内側)は打撃ポイントであって、
絞めたりはしないのね。

内容ばれ

ボンテージの美女の人はたぶん格闘未経験のひとですね。
それにしても、もうちょっと撮影方法を工夫しろし…と思いました。

エンドロールが撮影風景とNG集だった!お得感!
ラスボス役の人、とても腰の低い人で
カットが入った途端にこにこして共演者を気遣うのがとてもかわいかった。

ラスボスくんがなぜカームに自分の組織の最強の戦士の称号を与えたのか
よく分からなかった…。単にトニーに焼きゴテを押し付けたかっただけかな?
うん、それなら仕方ないな。
あと近所の科学者さんの悪人設定もよく…。
大事な計画の大事な爆弾を、よくあんな得体のしれない人に任せたな…。









2015.02.19 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





戻る