「ハウンター」








ヴィンチェンゾ・ナタリ監督

ある日主人公は自分が家族と共に誕生日の前日を何度も繰り返している事に気付き、
原因と脱出方法を模索し始めるというあらすじ。

「ラブリーボーン」と「シャイニング」を混ぜたような作品だと思いました。
時間ものとオカルトホラーの法則をたっぷり取り入れてあるので
とても目まぐるしいですが、でも分かりにくくはないです。
ナタリ監督、こういうベーシックでちょい複雑な映画も撮れるんだなあ、と感心しました。
(これまではめっちゃ風変わりな映画が多かったので)

内容ばれ

主人公は、自分たちが死んでいて、他にも死人がいること、
他の時間軸の出来事にも干渉できると気付くのですが、
主人公の繰り返す時間が、実は随分昔の事だという仄めかしが
とても自然です。ゲームがパックマンだったり。
(よくあるリメイクかと思って深く考えなかった)
自分の幸福よりも、現代の少女の命を優先する主人公の勇敢さも、
少女たちとの共闘もグッときました。










2015.02.17 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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