「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」








アメリカで「トワイライト」の二次創作としてネットで発表されていた小説が
ものすごい人気になって、登場人物の名前を変えて書籍化されて、売れて、
映画化された作品です。この小説で「マミーポルノ」という言葉が生まれました。
二次創作史的にはターニングポイント的な作品になるのでは?と思って見に行きました。
ただし「トワイライト」で書かれなかったベラとエドワードのえろが見たい!という
作者の萌えが全面に出ている話なので、ひたすらわっしょいわっしょいする映画です。
(黒ボカシがすごいだいかつやくをしますぞ)
見に行かれる際はご注意。しかもこれ話が完結してなくて、めっちゃ途中で終ります。

あらすじ
風邪を引いたルームメイトの代わりに若き会社社長のショートインタビューを
することになった女子大生の主人公。
会社社長は少し強引な超イケメン。お互いに惹かれるものを感じながらも
曖昧な態度を取る社長。なぜなら彼はSM行為でしか女性を愛せない体質で…。

内容ばれ(dis入ります)
社長室に入る時に転んで見事にビターンするようなドジっ子で、
男性と付き合ったことがなくて、お洋服ももっさりしていて、
人といるよりも本が好き…っていうヒロインを
ヘリコプターで連れ去ったり車をプレゼントしたり、
親しい男友達に嫉妬したりする強引な金持ち…
もうこの…バブルの頃の同人誌で死ぬほど見た…っていうシチュエーション…。

あと攻…じゃなく男性が地位もしくは才能、財産に恵まれており
女性側がパートナーより知力または経験値が低く、繊細で、純潔って組み合わせは、
現代ではアジアの一部地域でしか流行らない嗜好かと思ってましたが、
アメリカでも受けるんだ!?それともリバイバル的な…?
(関係ないですが上記の要素、BLの受に盛られる事が多くて、ふふって思います)

原作の感想を読むに、社長の過去のトラウマが明らかになるにつれ
盛りあがっていき、2人の関係も対等になるらしいですが、
果たして続編は可能なのかしら興行成績的に…。

社長の嗜虐嗜好が、不幸な生い立ちによる病気的な描かれ方をしているようなのが
ちょっと気になる。後半で印象が変わるのかな?
とりあえず愛していても相手に触れられたくないひとは普通に存在するし、
これもし同性愛がこういう描かれ方をしたら炎上ですよね。

二次創作隠れる隠れない問題(性的な話反転)
日本は「女性向け二次創作は隠れるべき!」という風潮がものすごく強い国ですが
アメリカ、他アジア圏ではわりとあっけらかんと創作発表をしている印象です。
日本国内でも、「うちらだけ隠れてるのって変じゃね?」っていう主義の腐女子
あるいは論争は今後どんどん増えていくと思います。
これに正解はないし、全員が納得する解答もない。

私は男性向け、女性向け関係なしに性的なファンタジーは
とりあえず作品名やキャラクターで検索して上のほうに出てきたりするのは
よくないなと考えるほうです。
気持ち悪い喩え話ですが、はりぽたのハーマイオニー、
中の人エマ・ワトソンは知的で素敵な女性ですが、
彼女を登場させて非道の限りを尽くすアダルト男性向け創作、
しかも「奴隷にされるのこそが女の幸せよー!」みたいな台詞つきの作品(not実在)が、
作品名で検索して、あるいはSNSの回覧でばんばん視界に入ってきたら
いかにのその二次創作作品が作者の萌えのこもった力作でも
「こやつは3日以内に財布と定期を落とせ!乗っている電車が毎日遅延しろ!」
って呪いますもん。誰かの萌えは私の萎え、逆もまた然り。
せめて注意書き、クッションページ、鍵かけ、などがほしい所です。










2015.02.15 サイトに掲載

2015.12.30 再掲載





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