「ニンフォマニアック VOL2」







色情狂の女性の一生を描いた映画の後篇です。
1よりは2の方がきついです。
まさかの満席でした。洋画で満席なんて滅多にないんですが、
あのひとたちが全員トリアー監督のファン…な訳はないし、
やはり半分くらいは性的なシーン目当てのひとなのか…?
ブラックユーモアの発想といい間の取り方といい本当に巧いですが、
全方位に耐性がある人以外あまりおすすめしません。

内容ばれ

身構えていたのでそれほどダメージはなかったです。
むしろそんな雑な手段で観客に傷をつけようとは、ヤキが回ったな!
という印象(←戦っている?)

VOL2ではSMとカウンセリングと同性愛が描かれます。
15歳×50歳(役柄の年齢)の百合かー!と思ったけど、
あまり百合萌えのひとたちの喜ぶ百合ではなかった。

今回サディスト役で出てきたジェイミー・ベルが素敵でした。
ある程度の経済状態、性格の水準を満たして(たぶん)選ばれた女性だけが
事務所のようなところで夜通しひたすら待ち、
その日、彼に選ばれた者だけが鞭を受けることができる秘密の会合。
金銭の授与はなし(たぶん)。性行為もなし。
服装は普段着で部屋も素っ気ない事務室なんですが、道具は使い込まれていて
なによりSM行為にのぞむ彼の真剣さ。
あっ、なんかこの人の事が理解できると思いました。
なんとなく趣味の創作をする姿勢にすごく近いものがあったような…。
このひとはジョーにキスをされて動揺して拒絶するのですけど、
ああ、真剣に合同誌の内容を検討している時に
突然せまられた感じなんだろうなきっと…とそう思いました。
そしてこの人は全然ヨゴレのシーンがなく、
上半身すら脱がないままフェイドアウトした。
(脱がないまま終わったと言えばウィレム・デフォーもそうですが)
このひとが縛り上げられる二次創作小説が読みたいです。英語ならあるかしら…。

独白の聞き手セリグマンのつっこみも、後篇なだけあって冴えてきて、
わりと頻繁に笑いがおこっていました。

セックス依存症題材の映画は
スティーヴ・マックイーン監督の「SHAME」がありますが
見比べるととても面白いです。
「SHAME」のほうが主人公に対して優しく甘い。感傷的。
「ニンフォマニアック」は主人公に対して冷笑的。
むしろ性的な事柄すべてへのリスペクトと探究心を強く感じます。










2014.12.05 サイトに掲載

2014.12.27 再掲載





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