「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」 イギリス スカーレット・ヨハンソンが美しくセクシーな宇宙人を演じます。 スコットランドで大型バンを乗り回す美女。 彼女は街の男を物色し、家族のいない独り身の男性を選んで車に乗せ、 自分の家へと誘い込んでいた。 下着姿の妖艶な女に興奮する男たちは夢中で服を脱ぎ そして床に吸収されてしまいます。一体彼女の目的は何かというお話。 うー…ん? スカヨハのフルヌードや萌え袖が見られるので 15歳以上の(R15+)学生男子とかにはいいかもしれないけど 深夜にテレビでやっている10年前のエロティックSFホラー映画っぽいので、 映画館で見たりレンタルしたりする必要は特に感じません。 むしろスカヨハは何でこんな映画出たし。 オチばれ(ほめてない) 下着スカヨハ→男が死ぬ、というパターンを数度繰り返し、 (男たちはバラされて、彼女の所属する大企業が食品として本星に送っている@原作) 病気か怪我で顔の歪んだ男を引っ掛けたあたりからスカヨハの様子がおかしくなります。 転んで立ち上がれなくなったり、 言葉も、最初はちゃんと喋っていたのに喋れなくなり、知能も怪しい感じに。 そうするうちに、バスで声をかけてきたおじさんに拾われて、 彼のおうちに行くと、食べ物を出してくれたり、 寝室を貸してくれて、でも手は出してこなかったり、 お散歩の時に水溜りで足が濡れないようにお姫様だっこしてくれたりします。 それでよく分からないんですが、スカヨハがOKっぽい雰囲気になって ベッドで交わろうとするのですが、スカヨハは宇宙人なので性器がない。 ショックを受けたスカヨハは森に逃げます。 公共の小屋の中で眠っていたスカヨハ、ちかんにあって怯えて逃げます。 そうしたら今度は男に襲われて(さっきのちかんと同じ人?)森の中で押し倒されます。 押し倒されたり服を破かれたりした衝撃でスカヨハの皮が破れて中から宇宙人の姿が出てきます。 びっくりした暴行魔は一旦逃げますが戻ってきてスカヨハに油をかけて燃やします。 おしまい。 ……えっ!? 宇宙人がなぜ森でちかんにあわないといけないのか、 どうして逃げるのか、なぜ武器を携帯しないのか、 どうして腕力設定が地球人の女と同じになっているのか、 色々分からないですが、 下着姿が何度か出てからフルヌードとか、 イケメンは出てこない所とか、無意味な性犯罪シーンとか、 エロゲだと考えると納得がいきます。というかこれエロゲだったら (そしてヒロインが15歳くらいだったら、日本では)神作品扱いだったろうな。 長回しをちょっと多用してみたり、風景を写したりして オシャンティ映画っぽくしてもエロゲはエロゲだよ? あるいはあれか、めたふぁーってやつか。 原作ではスカヨハ演じる宇宙人の女性にはしっかりとした自我があり、 徐々に心境に変化があって、自分が受け持っている仕事の全工程を知ってショックを受けたり 死んだ被害者の犬を車から逃がしてやったり、そういうかなりセンチメンタルな宇宙人のようです。 そして作品全体が大企業の末端の小さな一部分である人間や、農業の工場化を風刺しているらしい。 かなり違う。 2014.10.09 サイトに掲載 2014.12.27 再掲載 戻る |