「イン・ザ・ヒーロー」 熱血中年スーツアクター(唐沢寿明)と 現代っ子のイケメンアイドル(福士蒼汰)の交流の話です。 自分の限界を感じつつも夢を捨てきれない男が、 その手の泥臭さを鼻で笑う人気アイドルとぶつかり、 飲み屋で説教し、妻と娘の写真を見られ、 やがては信頼と尊敬が生まれます。 そして若者にも事情と目的がある事を知り…という具合に フォーマットがまるっきりタイバニなので、ファンの方におすすめ(?)。 うーん、ちょっと後半が間延びした感じだけども。 近年になってどんどん人気が高まりつつあるスーアクさんの 毎日の訓練やお仕事ぶりがどんな感じなのか 垣間見る楽しさがあります。 ラストばれ 「太秦ライムライト」と「タイバニ」を足して割った話。 これが100%正しい形容だと思うんですが、 両方見ている人はたぶんほとんどいない。 (ライムライトとこの映画、両方とも最後に松方弘樹が本人役で出てきて ふだんは裏方である主人公に花を持たせる展開なんですよ!) スタンリー・チャンという架空の有名監督が出てきて、 忍者が城から飛び降りて、火だるまになりながら敵忍者軍団を斬り倒すシーンを ワイヤーなし、CGなし、ワンカットで撮影したい!とか言い出して、 「こいつ…早く何とかしないと…」って思ってたんですが、 主人公が根性で何とかしたのでびっくりした。 というかあの架空の映画の原作は「ニンジャスレイヤー」だったのではあるまいか。 るろ剣と連続して見ると、ちょっと殺陣のシーンに見劣りがしちゃうので、 日数を開けた方がよいです。 ミッチーがものすごく妙な役で一瞬だけ出てます。 2014.09.18 サイトに掲載 2014.12.27 再掲載 戻る |