「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」







ウェス・アンダーソン監督。本当に作家性の強い監督なので
30秒ほど見ていたら誰の作品か当てられそうです。
様々な色の詰まった、ミニチュアのような美術と、
奇妙な登場人物たちによる風変わりなドラマと。

少年少女の家出、地方の素朴なお芝居、指欠損
突然の腹刺し、テント、ポータブルレコードプレイヤー、
そして理不尽な犬の死。
監督…よっぽどそのモチーフお好きなんですね…。

ロイヤル・テネンバウムは裕福な法律家で、立派な屋敷と美しい妻、
それぞれの分野で天賦の才能を持つ三人の養子たちがいたが、
あまりに奔放な性格が災いして家族に捨てられる。
老いたテネンバウムは、妻に求婚する会計士が現れたことをきっかけに、
家族に接近し、関係を修復しようとする。という内容。

あらすじの印象よりはずっとドライで、
そして登場人物は奇人変人揃いなので、ほんのちょっぴり笑えます。
でもこの監督の作品すべてに言えますが人によって合う合わぬがある。

内容ばれ

ロイヤル・テネンバウム、最低なじいさんですが
アンダーソン監督マジックで何か可愛く見えなくもない。
(ただし、孫に悪い事も教えないと!って信号無視させたり、車に水風船投げさせたり
まではよかったんですが、万引きさせたのにはドン引きしました)
あと長女のマーゴ役のひとはアイアンマンの社長の彼女役ですけど
15歳は若く見える。撮り方次第ですねー。
そして「ムーンライズ・キングダム」のヒロインに何となく似てる…。

テネンバウム家の3人の子供はどのひとも面白かった。










2014.08.10 サイトに掲載

2014.12.27 再掲載





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