「ゴジラ」 前回ハリウッドリメイクされた時は トカゲ!チョロチョロ動く!ゴジラじゃない! など評価は最悪でしたが、 今回はどっしり骨太のフォルム、重量に相応しい動き、 単純な破壊者ではない、など色々改善されました。 スター扱いなので軽々しく登場はされず、 引っ張って引っ張って、真打登場!ギャース!ってシーンには 歓声をあげたくなりました。 そのかわり人間たちのドラマはわりとグダグダしていた…。 弱いのは仕方ないけど、頭が悪いのはどうなんだろう?うむむ。 東日本大震災を強く連想させるシーンがあるので、 苦手な方はご注意。 (地震で原子炉がメルトダウン@日本、大津波に街が呑み込まれる@外国) オチばれ 怪獣を核兵器でやっつけてやるぜ突撃! やっぱりうまくいかなかったので解除しなくちゃ突撃! とかもう何がやりたいのか…お前たちはむしろ何もするなと。 あと後半の主人公の行動が行き当たりばったり過ぎて よく分からなかったです。 電磁パルスだーうわぁぁ!電子機器が使えないぞぉぉ! が多すぎて、3度目くらいからは「対策しろし…」としか。 最後の船とか、探せばあるでしょう大型手漕ぎボートとか! 脚本、5人くらいの人が手掛けてますね。ダラボンやゴイヤーの名前があります。 後任の人が改稿していく形だったらしく、それでちょっとツギハギの印象なのかな? 空港の電車の窓からムートーが見えて、車内の人が「!?」ってなるところと、 ゴジラ出現前に鳥がいっぱい飛び立つところの演出がよかった。 芹沢博士は比較的重要人物にもかかわらず常にお口半開きで、 なんとなくボーっと立っている所がかわいかった。 ゴジラさん「わし、寝とっただけやし……」 のところはオッサンぽかった。 ハリウッドの「原子怪獣現わる」にヒントを得て作られた「ゴジラ」を さらにハリウッドがリメイクとか、ちょっとキャッチボール的でほほえましい。 2014.08.01 サイトに掲載 2014.12.27 再掲載 戻る |