「なにがジェーンに起こったか」







暗黒のアナと雪の女王とでも呼びたい姉妹ものサイコホラー。白黒映画です。
美しい姉と妹がいて、6歳の頃に妹はその愛らしい容姿と歌声で
スターとなり、舞台で引っ張りだこだったが
大人になるとその立場は逆転し、
姉は名女優として名声を手に入れ、
妹は大根役者として鳴かず飛ばずの暮らしを送っていた。
ある日自動車事故が起こり、姉は脊椎に損傷を受け、
二度と歩けない体となる。
その事件に妹が関与しているのではないかと噂されていた。

更に時間が流れ、老いた妹は姉の世話をしながら
同じ家に住んでいたが、徐々に様子がおかしくなっていき…というあらすじ。

内容ばれ

妹はアル中のせいもあってもう完全に心の病なのですが、
やっぱり50年前の映画だけあって
外聞が悪いとか、家族なんだし、というストッパーがたぶんあって
姉は助けが呼べる状況でもなかなかSOSを出そうとしない。
「今の映画だったらこれ40分くらいのところで
脱出しているだろうなー」って思いながら見てました。
冷たいようだがそのほうがいい。
そうこうするうちに可愛がっていた鳥の死体を食事に出されたり
ネズミの死体をだされたりするホラー展開になっていきます。

極端に性格の悪い人と心の病のひとの区別、
極端に激昂しやすい人と心の病のひとの区別って
素人には判断できないし、きっと専門のかたにも難しいんじゃないかしら…。









2014.07.18 サイトに掲載

2014.12.27 再掲載





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