「ラスト・ベガス」







マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クラインの
4人のオスカー俳優が集結し、58年来の親友4人組が、メンバーの結婚を祝うため
ベガスで独身最後の乱痴気騒ぎをする、おじいちゃん版ハング・オーバーを全力で演じます。
最後までにこにこのコメディ(やや下ねたあり)です。
20代の若いおなごが「おじいちゃん素敵!抱いて!」と寄ってくるなど、
やや都合のいいシーンがあったり、
人間の幸福とは異性のパートナーと性交渉含む健全な暮らしを営む事である
という推しがやや強い等、昨今の映画の風潮からするとレトロな感じはありますが、
チャラ男おじいちゃんが実は一番仲間思いだったり、
普段は喧嘩していても仲間を侮辱するものは許さなかったり、
いちいち泣かすので、友情とおじいちゃんの好きな人にはおすすめです。
(あとまあビシっと決めるとさすがに4人ともこれまでの役者のキャリア的に
マフィアに見えたり経済界の大物に見えたりする異様な格好よさなので、
モテるのも不自然じゃない)

オチばれ注意

マイケル・ダグラスが本当に泣かせます。
(女の意志は丸無視かよ!っていうのを3回もやらかすひどいやつですが)
婚約者より歌姫よりロバート・デ・ニーロが大事なのかー!
ていうか、その年代のかたにはちょっと難しくて気付けないかもしれないけど、
きみはロバート・デ・ニーロと結婚するべきなんだよ…。

友達から大事な話があるって電話がかかってきたら
まず「前立腺か!」「癌か!」って言っちゃったり、

無理なお願いを聞いてもらう時は発作を起こした振りをしたり、

こんな二日酔い何十年ぶりだとか言って
おじいちゃん2人で同じベッドに寝てたり、

奥さんに「浮気してきていいわよ。でも私には言わないで」
ってお許しをもらって、嬉しくて踊ったり(結局彼は浮気しないですが)

おじいちゃんたちのギャグシーン全部キュートでした。
歌姫役のメアリー・スティーンバージェンさんは60代の女優さんでしたが
かわいらしくて茶目っ気があってキラキラしていて、
おじいちゃん達に負けないキュートなヒロインでした。

余談
2人の乗ってたアトラクションは、ストラトスフィアタワーの
「エックススクリーム」ですね。想像力があればあるほど恐怖が倍増する感じ。
たのしそう乗りたい!

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=C-P4Ek6w-UQ#t=83








2014.06.03 サイトに掲載

2014.12.27 再掲載





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