「グランドピアノ 狙われた黒鍵」 久しぶりのイライジャ・ウッドくん主演の映画なので 見に行ってきました。 いやー、この子は漫画みたいな目の大きさですね。 大きいというか?立体的というか? 弾けるのは世界で2人しかいない難曲に挑んで、 ミスをしてしまったピアニストのイライジャくんは ショックで5年間引きこもりますが、 奥さんのお膳立てした復活リサイタルの舞台に立つと、 楽譜に手書きのメッセージで 「あの難曲を弾け。ミスしたらお前と妻を殺す」と書き込んであって、 犯人の狙いは一体何か!?はわわ!というお話です。 ネタは面白いんですが犯人が手際の悪い子で、 後半だんだん半笑いになってくる感じです。 イライジャくんファンにおすすめ! ねたばれ イライジャくんファンへのおもてなしの精神なのか、 なぜか車中のタキシード生着替えシーンがわりと長めに映ります。 アンダーシャツもパンツもばっちりです。 邦画の体当たり新人女優みたいなことをやらされている…。 グランドピアノには仕掛けがあって、 難曲をノーミスで弾くと 秘密のボックスがぱかーんと開く仕様になっているのですね。 それを弾きこなせるのはイライジャくんと、 亡くなった師匠でピアノの持ち主のおじいちゃんしかいない訳なのです。 しかし犯人の手際ときたら本当にグダグダで、 おかげでイライジャくんは捨てた楽譜を探して オケパート演奏中に全力疾走で焼却炉に行ったり戻ったり、 どーでもいい雑談に演奏しながら答えさせられたり、 あれでは弾けるものも弾けないよ! 犯人なにがやりたかったかというと、 せっかく頑張って作ったすごい仕掛けを 誰かに開けてほしかったのじゃないかと思います。 だって本当に中身だけが重要なら 夜中に不法侵入してハンマーとバーナーでぶち壊せばいいんですから。 しかしあのピアノ、実際にあったらすごい価格になりそうですね。 (ギアとバネの仕掛けでキータッチのあのスピードを判別できるのかとか、 楽器としての性能が犠牲になりそうとかは置いて) 最初から出てきたやたらマナーの悪いカップル、すごい引っ張るので、 ラストで彼らのマナーの悪さが解決の糸口になるのかと思ったら違った! こいつらはマナーが悪いから死んでもいい人ですという前振りだった! 作品鑑賞中に携帯を鳴らす人々への、監督の憎しみが伝わってきた…。 それからイライジャくん、やや指が短いので 世界ナンバーワンの超絶技巧ピアニストか…と思っていたけど 演奏しながら携帯メールを打っていたところで白目になりました。 たしかに君が世界NO1やでえ! 2014.03.27 サイトに掲載 2014.12.27 再掲載 戻る |