「ロボコップ」







バーホーベンの映画のリメイク。
オリジナル版は残酷描写が特盛りだったことと、
主人公の眉毛がなくてちょっと恐かったことしか覚えてませんが、
リメイク版はロボコップに一応ちゃんと人権があって、
敵の種類が増え、メディアの偏重報道や企業に阿る政治への皮肉がプラスされたり、
あとロボコップのデザインがシュッとしてたのが今風だなと思いました。
(演じるのはヨエル・キナマン、スウェーデンの高身長小顔の俳優さん)
ちょっとアイアンマン風…と思ったらデザインの会社が同じらしい。
ていうかオリジナルの「ロボコップ」が27年前というのに驚愕ですよ。

ゲイリーがオムニコープ社の博士役で出ているので見に行った感じです。
トップにすごい仕事の無茶振りをされて、ぐぬぬ…てなりながら
せっせと要望に応える、ちっこくて有能なおじさんの役でした。

内容ばれ

・冒頭、ムスリムが被害者として出てきて、
 去年あたりからハリウッド映画におけるイスラム教の扱いが変わりつつあるのを感じます。
・頭と肺と片手以外の生体部分を捨てて、
 定期的に外部から血液を交換する仕組みなのは面白かった。
 もともと内臓は、脳に適切な成分の血液を供給する役割しかないと、
 言えなくもないからな。
 全身に循環する必要がなければ心臓もいらないもんな。
 肺はあれ、酸素を取り込んでるのかな?それとも単に発声のためにあるのかな?
 生殖器は、もし無事だったのに捨てられたのなら、
 マーフィーは関係者全員をぶん殴ってもいいと思う。
・角膜にやけどを負ってるのに何で睫毛が残ってるのか。
・ロボコップ1体で26億ドルって言った?安いような高いような…びみょう…。
・ロボコップの開発工場はなぜか中国にあって(中華向けサービス?)
 脱走したロボコップが田んぼを走るという奇妙なショットが見られました。
・たぶん普通の住宅はロボコップの重量で床が抜けるんじゃ…?
・生体脳なのにドーパミンを抑えられて感情がなくなったり、
 プログラムの判断か自分の判断か判別が付けられなかったり、色々興味深かった。
・最後の方のアクションシーンは、ちょっと悪い意味でゲーム画面みたいだった。
・今回の悪役オムニコープ社はオリジナル版の悪の会社オムニ社の子会社のようです。
・オリジナル版そのうちに見よう。普通のレンタル屋さんにあるかしら…。








2014.03.21 サイトに掲載

2014.12.27 再掲載





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